内容説明
3・11の被災地に何度も入り、子どもやお年寄りと触れあう。世界の国々で貧困や砂漠化に苦しむ人たちの現実を見、手をさしのべる。自身の体験を通して、近隣諸国との摩擦をはじめ大問題に直面する今の日本をどう見るか、どうあってほしいかを語る。さらに、若い世代に存分に学び、チャレンジしてほしいとメッセージを贈る。
目次
1章 50年ぶりの国内支援―東日本大震災の被災地で
2章 生きていてくれてありがとう―東日本大震災の被災地で
3章 貧困と差別に苦しむ子どもたち―インド
4章 砂漠化に追われる子どもたち―ブルキナファソ
5章 戦火の下の子どもたち―ソマリア
6章 自分の自由は自分で守る
7章 近隣諸国とどうつきあうか
8章 シリコンバレーで学んだこと
9章 自分らしく自由に生きるために
10章 自分の花を咲かせよう―学び方と生き方
著者等紹介
アグネス・チャン[アグネスチャン]
本名・金子陳美齢。1955年香港生まれ。1972年に来日して「ひなげしの花」で歌手デビュー、一躍アイドルとなる。1978年トロント大学卒業。1992年スタンフォード大学教育学部博士課程修了。教育学博士。現在、歌手活動のほか、エッセイスト、大学客員教授など、多方面で活躍中。1998年より日本ユニセフ協会大使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Midori Nozawa
3
アグネス・チャン氏の本を4冊連続して読むことができました。本著は2014年第一刷です。にもかかわらず、ごく最近の集団的自衛権のことなどもこの時点で正面から意見を述べておられました。日本人ではないが、日本を愛し日本の良さも知っているからこそ、隣国と仲良く。日本の繁栄のもととなった、謙虚に努力する良さにも着眼しつつ、枠や形にとらわれず世界に羽ばたく生き方を勧めておられる。ユニセフ大使として、危険と隣り合わせの場所にも足を運び、東日本大震災の被災地にも何度も訪れ、悲しみや苦しみをともにしておられる。涙もろいアグ2015/10/17
時空
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貧困、温暖化、戦争。知らないことが多すぎる自分に反省します。2020/02/18