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岩波ジュニア新書
ロースクール生と学ぶ 法ってどんなもの?

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  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005006199
  • NDC分類 K320
  • Cコード C0232

内容説明

髪形を校則で決めることができるの?うっかりお店の壺を割っちゃった!どうしてお酒を飲めないの?中高生に日常起きる問題や疑問について、法律ではどんな判断をするのだろうか。若いロースクール生が高校生たちと会話しながら、いっしょに考えていく。身近な話題を通じて、法律ってこんな考え方をするんだとわかる本。

目次

第1章 学校って無法地帯?―学校と法
第2章 一人暮らしをはじめたい!―契約法
第3章 お店の壷を割っちゃった!―不法行為
第4章 私たち、結婚できるの?―婚姻
第5章 えっ、警察に捕まった!?―刑事手続
第6章 10代のきみも法律と無関係じゃない―未成年と法

著者等紹介

大村敦志[オオムラアツシ]
1958年、千葉県生まれ。1982年、東京大学法学部卒業。現在、東京大学法学部教授、法教育推進協議会委員(座長)。専攻は民法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

17
岩波ジュニアの大村法入門シリーズ最新作だが本人は監修にとどまり、本文はゼミ生たちの協同で仕上げられている。そのため、話も圧倒的に具体的。厳しい校則と法、権利の関係、誤って店のものを壊したときの責任など、現実にあり得そうな事例から法学の考え方を解説する秀逸なスタイル。単純に法律でこう決められている、という話ではなく、法の解釈や正当性という一歩進んだ話まで踏み込んで、法律を「どう考え使っていくか」という視点にまで到達している。執筆者も当然皆若く優秀で、感覚のズレがなくていい2014/05/26

takeapple

11
東大ロースクール(法科大学院)の学生が中高生に書いた法律入門書。法的に考えるときの方法を大事にして行くにはどうすべきか?と言う本だった。2020/10/07

那由田 忠

8
 大学院生が議論して若者に分かりやすい対話形式で法を説明した。期待したが、内容のレベルが浅くてイマイチ。彼らは名著渡辺洋三『法とは何か?』を読まないのだろう。監修の大村さんも読ませないか。岩波としては格調が落ちる。最大理由が、「法が権利を守る」という観点が貫かれていないこと。誰かが一回触れただけ、詳しく展開されない。もう一つ大きな問題が契約の章で、契約の自由やその原則修正のことをくだくだ書くが、約束の結果互いを権利・義務関係で縛ることが書かれない。権利を教えない「法教育」は権利教育を否定しかねず、危険だ。2013/12/15

ごる

5
ロースクールのゼミ生たちが書き上げた本。中・高校生たちにとって身近な問題と法の関係を非常にわかりやすく書いてあるので、おすすめです。 内容は基本的に、困ったよーって中高生がロースクール生に泣きついて、その問題、疑問に答えてあげる対話形式で進んでいく。 まとまりごとに論点提起の部分もあるので、思考も深まるし、意見形成の授業やるときにでも参考にしてみるつもり。 社会科教員なんだし、物語の中のおにいさん、おねいさん的役割を社会のいろんな事象に対してもやれるようにならんとなぁ…と感じました。2012/10/17

そうめん

3
図書館で借りました。法律に全てが書いてある訳ではないから、専門家になる人はその「読み方」を勉強しているというのは新たな発見でした2021/11/07

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