岩波ジュニア新書
まず歩きだそう―女性物理学者として生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005006168
  • NDC分類 K289
  • Cコード C0237

内容説明

アモルファス(非結晶物質)研究の第一人者として国際的に知られ、女性初の日本物理学会の会長になり、数々の賞に輝いた物理学者・米沢富美子氏の自伝。その成功の陰には、あれこれとりこし苦労をせず「まず歩きだそう」という人生のモットーがあった!行動力あふれる著者の生きる姿勢を通して科学の楽しさを伝え、理系の研究を志す若い読者に熱いメッセージを贈る。

目次

第1章 原点は空だった―夢は果てしなく(蓄音機解体;「なぜ?」を連発していた毎日 ほか)
第2章 物理までの道のり―理科好き少女、発進!(数学部;補助線を探す ほか)
第3章 物理にまっしぐら―「両方選ぶ」人生へ(物性物理学を選ぶ;最初の研究テーマ ほか)
第4章 物理を楽しむ―世界への挑戦(アモルファスで勝負;仕切り屋全開 ほか)
第5章 物理をいつまでも―若い人たちへのメッセージ(時間の始まりと宇宙の果て;まず歩きだそう ほか)

著者等紹介

米沢富美子[ヨネザワフミコ]
1938年大阪府生まれ。1961年京都大学理学部物理学科卒業。66年同大学大学院理学研究科修了。理学博士。慶應義塾大学名誉教授。専攻は理論物理学。アモルファス(非結晶物質)研究の第一人者。1984年猿橋賞受賞。1996‐97年日本物理学会初の女性会長。2005年ロレアル・ユネスコ女性科学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

獺祭魚の食客@鯨鯢

50
 世界的な女性物理学者であったことをNHKの番組で知りました。子育てや闘病しながらさまざまな発見をしたことなど正に八面六臂の活躍でした。  IQ170だったということですが東大生の平均が120とされる中驚異的な数値です。天才は往々にして周りとの調和を図れず社会的成功するのが困難と聞きますが、家庭を持ち三人の娘さんを育て上げたなど社会人としての責任も全うしました。  人は性別、門地など必ずしも恵まれているとは言えませんが、精一杯生きる姿はとても見る者に勇気を与えます。

ステビア

14
見ていて気持ちのいいほどの才女ですね。こういう伝記・自伝は面白い。若い人たちへのアジテーションもある。2014/09/07

オランジーナ@

2
中々アクティブな人だなぁ~と思った。「科学者であり、妻であり、母である」とマスコミに三重苦のように紹介されていたようだが、これは「科学者であり、夫であり、父である」と同じでおかしな話だ。2016/03/30

かりんとー

1
すごい。かっこいい。はつらつ。何より顔がいい。集合写真はいつも真ん中。2015/01/10

スー

1
理系女子今すぐ読んで!!!! 文系女子としては、理系女子の最強版の方の考え方にふれるのはめったにない機会なので、すごーーーく興味深かったです。 多分、この作者さん自身の性格も相当強烈なんだろうなーと思いつつ、 もっともっと理系女子さんに活躍してほしいなあ♪と思いました。2013/07/14

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