内容説明
大人への入り口にさしかかり、多くの教科を学び、勉強に部活に忙しい。迷い悩むことも多く、いろいろな局面で適切な助言がほしい。そんなきみに100個の具体的なアドバイスを贈ろう。小テストへの取り組み方、苦手教科が好きになる方法、部活をつづける意味、休み時間の使い方など、高校時代をしっかりと過ごすキホンはこれだ。
目次
1章 ここから出発しよう
2章 一日を大切に
3章 人間関係はおもしろい
4章 教室の風景・大切な道具たち
5章 勉強・授業は高校生活の大黒柱
6章 テストは嫌い?
7章 遊びごと・悩みごと・いけないこと
8章 部活動―もうひとつの高校生活
9章 外に広がる世界
10章 一度は考えておこう
著者等紹介
東海林明[ショウジアキラ]
1947年北海道生まれ。東京教育大学卒業。山形県立長井工業高校夜間定時制、長井高校、山形東高校の国語科教諭、酒田工業高校、山形西高校の校長、山形県教育庁高校教育課長などを歴任。2008年3月定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
愛
12
面白味もなく、参考になることもなく、課題図書だからという事で仕方なく読みました。なんだか文化部を甘くみられているようで不愉快でした。鞄だって薄っぺらくないですし。とりあえず、後悔しないぐらい勉強しようとは思いました。2014/05/27
はづきち
6
新入生に紹介しようと思って読みました。校長まで経験した著者が高校生活において大切なこと、高校生がつまづきやすいことなどについてアドバイスしてくれています。けっこういいこと書いてあります。特別指導を受けている生徒に読ませてもいいかも。2015/04/05
ブルーツ・リー
4
基本的に良い事が書かれていると思うのだが、良い事過ぎて、誰も付いて行けないと思った。 高校生活について、かなり、抑圧的な事が、生活の、本当に細部に至るまで、「アドバイス」として書かれているため、ルールとか、規律とかを割と好む自分でも、これら全ては守れない、と思われる内容で、これを高校生が読んで、反発もなく、素直に捉えられるかは、かなり、難しいだろうな、という印象。 もしこれができれば、本当に模範的な高校生だし、優秀な大人になって行くと思うが、それ以外の人には、反発しか与えず、読んですらもらえないと思った。2021/04/28
Theodore
2
うーん、微妙。昭和時代の熱血教師(スクールウォーズとかに出てきた教師がその後偉くなった?)が唱える「理想の生徒像」をそのまま押し付けた感じ。予習は1科目につき1時間、それに加えて復習もかっちりと。朝は授業開始の1時間前に学校につき、部活は運動系のものを夕方遅くまで行うこと。異性との恋愛は控え、心中でひたすら耐え忍べ!というまさに『ザ・昭和』な世界観のお話。今どきこんなの実践できる奴いるか? なお筆者の主張によると文化系部の人間に人権はない様子。誰もが運動好きだと思うなよ!と文科系クラブ出身の私は思う。2022/05/29
渡辺(読書/散歩)
2
東北で40年近く教師をしてきた著者が、時代や流行ではなく、本質として同じこと、大切なことを高校生に向けてアドバイスした本。述べられていることは極めて常識的で健全、お利口さんの道徳講座のようになっています。それゆえに内容の重要さを真に受け止めるには時間がかかりそうです。そしてアドバイスは高校生だけでなく、大人にも必要なものばかり。「完璧主義より全力主義」「コツコツと努力」「孤独を恐れない、されど孤立はしない」など金言多し。https://book-attic.com/koko2022/05/25