感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nさん
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2008年刊行。著者は滋賀県知事(当時)であり、環境学者。著者のポリシーである「生活環境主義」をその考えに至る背景を含めて紹介する。それは自然に手を加えながら、自然と調和して暮らしてきたその地域に生きる人々の「生活知」を重視する。例えば、我々はダムさえあれば安全なのだと考えるだろう。しかしそれは近代技術に頼りきった当事者感覚の喪失ではないだろうか。水害は自然現象と同時に社会現象。ハザードマップの作成、避難訓練など、川の外にもヒントがある。自然の制御でも保護でもなく共生。メンドクサイ〜、だけど大切な思考。2018/12/02
ゆかちん
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難易度 ★★☆☆☆2015/06/02
まーじなる・まん
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嘉田知事の柔和な語り口が印象的。近い水と遠い水という概念が新鮮だった。京阪神1300万人の生活を支えている琵琶湖の水だけではなく、普段何気なく使っている水道水について、顧慮する機会を与えてくれる一冊。2012/04/21
ウッシー
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メガソーラー作ろうとしている奈良県の知事に、この滋賀県の知事の爪の垢を飲ませたい。2024/10/08
Y
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琵琶湖博物館に行きたくなった。身近なところでも地域に根付いた住民の行動を観察してみたいと思う。2022/07/15