内容説明
エネルギー資源と地球環境の大問題への寄与が期待されるバイオマス。しかし、いまは逆に熱帯林の伐採や穀物の高騰という問題を生んでいる。両刃の剣のようなバイオマスは、ほんとうに地球規模の大問題を解決してくれる力をもっているのだろうか?基礎知識にはじまり、現段階の技術を解説し、最善の利用方法を考える。
目次
1章 バイオマスって何だろう?
2章 バイオマスは地球を救えるか?
3章 化石燃料にかわれるか?
4章 原材料になれるか?
5章 地域で多角的に利用する
6章 持続的バイオマスの未来
著者等紹介
木谷収[キタニオサム]
1935年生まれ。東京大学農学部卒業、同大学院数物系研究科博士課程修了。農学博士。農業工学専攻。ミシガン州立大学大学院Ph.D.コース修了。Ph.D.、三重大学助教授、東京大学教授をへて、日本大学大学院総合科学研究科教授、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2022/09/06
Satoshi Murai
1
読んだ2016/06/20
じょに~
1
木質バイオマスから抽出したアルコールを燃料とする、いわゆる「バイオエタノール」の技術について基礎的なことが書かれている。バイオエタノールが新たな燃料として期待されるがゆえに、発展途上国においては、従来の耕作地を燃料となるバイオマスの生産に充てる事例が増えている。そのため、本来生産されるはずだった作物を食べていた人々は飢餓に苦しむようになってしまった。そもそもバイオ燃料は従来の食物生産の廃棄分や余剰分を利用することを目的としており、年間のフローは全体でも消費量の約七倍程度である。2014/08/17
Jun Mishi san
0
バイオマス、バイオマス発電のお勉強に。少しでも理解できればとブックオフにて見かけたので購入2017/11/07
sho-kk
0
★☆☆☆☆2016/10/04
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- 和書
- シュトルム名作集 〈6〉