内容説明
長年にわたって「働くこと」について研究してきた著者による仕事案内。働くことの意味を考えながら、職業体験やインターンシップの実践法、職業資格の生かし方、正社員と非正社員の違い、マニュアルの意義など、働くための基本的な知識を解説します。これから社会に出ていく若者のための働き方入門。
目次
第1章 働くって、生きるって?(働くってのは、まず「朝に起きること」と考えよう;進路は生き方で決めよう。生き方は理想を目標に。働きは理想に近づく手段 ほか)
第2章 働きの体験(ボランティアで働こう。ボランティアは生きた学習だ;中学生の「職業体験」―その学び方 ほか)
第3章 どこで、どんな職場で働くか(多世代が働いている元気な会社;自社を新しくし、社会変革にも力を尽くす ほか)
第4章 働き方の基本を考えよう(さあ、ともかく働いてみよう。まずは仕事を覚える;仕事は盗んで覚える ほか)
著者等紹介
森清[モリキヨシ]
1933年東京生まれ。法政大学第二文学部中退。鉄工所勤務を経て、山野美容芸術短期大学教授、副学長を務める。山野美容芸術短期大学名誉教授。中小企業経営、技術、労働などをテーマに評論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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38
初版2006年。著者のお孫さんと共に作られた1冊。中学生から大学生を対象に書かれているようですが、内容はかなり深めの印象。読後も「働くって何だ?」と自問しました。再読の1冊にします。2015/04/06
M78に行きたい雨巫女。
13
人生の半分以上働いてきたのに、今更と思いつつ読む。今の仕事は、やりたかった仕事ではなく、一番自分に不向きと思っている。40代後半だと選り好みは、不可能に近い。やりがいをみつけ、頑張っているという現状である。2010/10/23
魚京童!
12
なんだ?2015/05/06
魚京童!
9
なんだこれ。2018/05/07
柏葉
7
図書館のティーンズコーナーにて発見。1章1節の「働くってのは、まず『朝に起きること』と考えよう」に同意したため借りてきた。働くこと=生きることという考え方はいい。職業体験や就活、中小企業の紹介など具体的な内容に移るにつれ、時代が違うと感じた。仕事に対して前向きな人向け。いやいやながら職業体験をやることになった中学生や、望まない会社でインターンシップをやらざるを得なくなった大学生などには向いてない。やる気があることを前提として、生きて働く上での選択肢を考えさせる感じ。中高生が読んだ感想を訊いてみたい。2011/11/29