内容説明
長年にわたって「働くこと」について研究してきた著者による仕事案内。働くことの意味を考えながら、職業体験やインターンシップの実践法、職業資格の生かし方、正社員と非正社員の違い、マニュアルの意義など、働くための基本的な知識を解説します。これから社会に出ていく若者のための働き方入門。
目次
第1章 働くって、生きるって?(働くってのは、まず「朝に起きること」と考えよう;進路は生き方で決めよう。生き方は理想を目標に。働きは理想に近づく手段 ほか)
第2章 働きの体験(ボランティアで働こう。ボランティアは生きた学習だ;中学生の「職業体験」―その学び方 ほか)
第3章 どこで、どんな職場で働くか(多世代が働いている元気な会社;自社を新しくし、社会変革にも力を尽くす ほか)
第4章 働き方の基本を考えよう(さあ、ともかく働いてみよう。まずは仕事を覚える;仕事は盗んで覚える ほか)
著者等紹介
森清[モリキヨシ]
1933年東京生まれ。法政大学第二文学部中退。鉄工所勤務を経て、山野美容芸術短期大学教授、副学長を務める。山野美容芸術短期大学名誉教授。中小企業経営、技術、労働などをテーマに評論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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退院した雨巫女。
13
人生の半分以上働いてきたのに、今更と思いつつ読む。今の仕事は、やりたかった仕事ではなく、一番自分に不向きと思っている。40代後半だと選り好みは、不可能に近い。やりがいをみつけ、頑張っているという現状である。2010/10/23
魚京童!
12
なんだ?2015/05/06
魚京童!
9
なんだこれ。2018/05/07
柏葉
7
図書館のティーンズコーナーにて発見。1章1節の「働くってのは、まず『朝に起きること』と考えよう」に同意したため借りてきた。働くこと=生きることという考え方はいい。職業体験や就活、中小企業の紹介など具体的な内容に移るにつれ、時代が違うと感じた。仕事に対して前向きな人向け。いやいやながら職業体験をやることになった中学生や、望まない会社でインターンシップをやらざるを得なくなった大学生などには向いてない。やる気があることを前提として、生きて働く上での選択肢を考えさせる感じ。中高生が読んだ感想を訊いてみたい。2011/11/29
白義
7
働くということを社会、会社、人生の全側面で、どう考えるかというのを若い世代から今働く人たちにまで分かりやすく、具体的に書いた名著。もちろんジュニアにも読ませるべきだけど、仕事と社会の関係、職場の中でどう生きるかや働く前の心構えってことを、小中学生から高校、大学生、老後まで全ての局面で説得力溢れる筆致で語っている。働くってのは、まず朝に起きることっていうのは悪くない捉え方だ。もちろん深夜の仕事もあるけど、要は生活があるリズムで支配されることを仕事の初めとして捉えているわけだ2011/08/31
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- 和書
- 人生を拓く「百尊」の教え