岩波ジュニア新書<br> 技術と文明の歴史

岩波ジュニア新書
技術と文明の歴史

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005003495
  • NDC分類 K502
  • Cコード C0240

出版社内容情報

現代社会は技術やエネルギー利用の発展よってもたらされた.それらの行使にあたって人類がなめてきた苦い教訓は,現代に生かされているか.限られた地球環境に生きねばならない私たち1人1人のこの認識が,将来を分ける.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

20
機械技術と人権思想の発達という両輪から書かれた古代から現代までの文明史。特に近代戦史の解説がジュニア新書にしては踏み込んでいて、ユトラント沖海戦、バトルオブブリテン、ミッドウェイ海戦など軽くだが技術的解説が頻発してマニアック。著者の専門である技術史に比べると人権史は明らかに浮いてるが、解説はこなれているし機械文明に人間性を圧殺されるな、というよくある話に繋がるので意図は飲み込める。産業革命以前の環境破壊など意外な論点にも言及し、微温的ないかにもな説教くささがあまり気にならない面白さ2014/10/21

ヴァン

9
 古代メソポタミアから始まって産業革命の光と影、第二次世界大戦での鋼鉄の激突、そして現代の核兵器に至る人間の作った技術の歴史を淀みのない文脈で綴った新書である。ひとつ気になるのは第二次世界大戦をファシズムと民主主義との戦い、として章を割いていることで、これは今の解釈だとナチズムとスターリニズムは同質のもの、と一言入れて欲しかった。コンパクトだが中身の濃い本である。2024/12/28

はるくる

1
恥ずかしながら?理系出身の人が歴史をまとめた本を今まで読んだことがなかったので、技術の発展という観点から人類の歴史を学び直せた意義はとても大きかったです。ありきたりな感想だけど、この本を大学の授業の教科書にしてほしい。でも高校であれだけ断片的な知識をつめこんだバックグラウンドがあるからこの本が楽しめる側面もあると思うのですが。2020/02/14

kudan

1
基本的人権と世界との調和の観点から書かれた、とても濃い内容の歴史書。ジュニア新書からの出版であるけれども、教科書や受験用参考書が目じゃないくらい深く掘り下げられてて、なおかつ簡潔で分かりやすい。もっと早くに出会いたかった。読了後、思ったことは、人々は存在してから今まで『正しい』人権に向かって試行錯誤してきたんだなあ、ということ。2013/10/20

Shem

0
世界史とそれにかかわる技術発展をわかりやすく解説している2015/08/16

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