出版社内容情報
森がなくなる/食糧が足りない?/人口爆発/経済“危機”の構図/そして核の暴走.わたしたちの世界はいま,地球的規模の,しかも取りかえしのつかない危険にみちみちている.明日はほんとうにくるのか? 流れを変えることはできるのか? ……これは,とてつもなく暗い本.けれども,希望はここからしか始まらない!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
2
1987年10月20日発行(1988年4月4日、第4刷)。1988年頃というと、ちょうど地球環境問題が話題になってきた頃だ。30年ちょっと前の本。中をパラパラ見たりはしたが、読了は初めて。核兵器、原発、貧困と飢餓、地球環境問題等々、現在にも通用するような話題が網羅されている。この30年で良くなっているのか、悪くなっているのか。悪いところばかりではない、と言いたいが、30年の年月を経てより深刻になっている問題も多い。警句を覆すことができるか、まさに正念場を迎えている。2021/12/18
M's Power.
0
「囚人のジレンマ」という言葉を初めて知ったのはこの本だったと思う。今その「囚人のジレンマ」は国家同士の(核)軍拡競争だけでなく、例えば如何に自分の子供にいい教育を受けさせ、いい暮らしをさせるためにお金をかける事にも通じている事は明白だろう。2015/07/09