出版社内容情報
飛鳥から鎌倉時代の代表的な仏像の、独自な表情、身ぶり、意匠、技法などを説明しながらその魅力を語る。
内容説明
奈良・京都の寺はまさに仏像の宝庫。この本では、法隆寺、東大寺、東寺、平等院などの数々の古寺をめぐり、飛鳥時代から鎌倉時代におよぶ代表的な仏像の前に立ち、仏像の表情や意匠、技法などを、写真や図版でていねいに解説。時間をさかのぼり、昔に思いをはせながら仏像を見るたのしさを伝える。
目次
法隆寺金堂釈迦三尊像―日本の仏像のはじまり
救世観音像と百済観音像―発散する霊気
中宮寺の半跏思惟像―瞑想とほほえみ
興福寺仏頭と薬師寺金堂薬師三尊像―白鳳から天平へ
法隆寺五重塔塑像群―人間をこえた清らかさ
興福寺十大弟子・八部衆像―情念と祈り
東大寺法華堂の諸像―天平の理想像
唐招提寺の諸像―鑑真和上のもたらしたもの
神護寺薬師如来像と新薬師寺薬師如来像―異相の根源
東寺講堂の諸像―密教彫刻の開花
神護寺五大虚空菩薩像と広隆寺講堂阿弥陀如来像―豊満の美
室生寺金堂本尊像―流麗な衣文
平等院鳳凰堂阿弥陀如来像―円満な相好
東大寺南大門金剛力士像―運慶と快慶
興福寺北円堂の諸像―充実した彫刻空間
著者等紹介
水野敬三郎[ミズノケイザブロウ]
1932年東京に生まれる。東京大学教養学部教養学科卒業。日本の仏像、ことに運慶の作品にひかれ、同大学院人文科学研究科に進んで美術史をまなぶ。東京国立博物館学芸部美術課、東京芸術大学美術学部教授を経て、東京芸術大学名誉教授。新潟県立近代美術館名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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なおみ703♪
荒野の狼