目次
第1部 東武野田線(大宮;北大宮・大宮公園・大和田;七里;岩槻;東岩槻・豊春・八木崎 ほか)
第2部 新京成電鉄(松戸;上本郷・松戸新田・みどり台;八柱;常盤平;五香 ほか)
著者等紹介
杉崎行恭[スギザキユキヤス]
昭和29(1954)年、兵庫県尼崎市生まれ。伊丹空港と阪急電車の音が子守唄で育ち、根っからの乗り物好きに。東京写真短期大学卒業後、交通博物館の暗室マンや八百屋を経てフリーのフォトライターとなり、雑誌取材等で国内外を巡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ばちゃ
8
東武野田線・新京成電鉄の各駅今昔散歩。私が生まれ育った実家の周辺の駅たち。どの駅も思い出があるが、100年経たない間にこんなにも変貌を遂げてきたのかと思うとすごいな、と思う反面恐ろしくもある。昭和29年の写真を見てあまりに駅や線路脇に何もなくて驚く。最寄駅だけみても、小学生の頃はなんとも言えないレトロな駅だったし、高校生になっても単線地べただったが、今や高架で複線。けど、昔のあの感じも好きだったな。小学生の頃の社会で勉強したこの二路線がどう成長してきたか、ということを思い出して懐かしく思った。2016/09/02
Ikuto Nagura
2
発売日に買いワクワクしながらページをめくる。3年前に出版された白土貞夫『新京成電鉄-駅と電車の半世紀』にとても感銘を受けたのだが、本書は恐ろしいほど体裁が酷似…。はじめは手抜きが過ぎると悲しくなったが、一駅ごとに両書の記述や写真を並べて見ると、違った視点で各駅が記述され、異なる写真も多く使われており、買って良かったと安心する。それにしても昭和30年代から何と変化した沿線風景なのだろう。原野の単線を走る木造一両編成の電車は、驚くほど短期間で現代的な通勤路線となった。まさに鉄路が街を開き文化を創り出したのだ。2015/10/02