出版社内容情報
ホメロスの二大叙事詩イリアス・オデュッセイアは,今から三千年も昔トロイア戦争を題材に歌われた壮大な歴史物語です.アキレウス,オデュッセウス,ヘクトルら英雄たちの武勇と悲劇,冒険と放浪のドラマが,楽しい物語にまとめられた本書は,ギリシア古典文学の豊かな世界へと誘うでしょう.
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本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろず
5
前に文庫で手にとって、長々しくて全く面白いと思えず放棄したホメロス。登場人物の発言の謎や理解できなかったところが氷解した。本筋を追ってくれるので「そういう話だったのか」とようやくわかった。名著。もっと早く読みたかった。2024/08/12
in medio tutissimus ibis.
2
ホメロスの二叙事詩の主要作中人物の心情が追える程度の抄訳。および作品理解と翻訳についてのノート。概ね知っている内容ではあったけれど、知らなかった細部については楽しめた。ホメロス技能集団説とか、オデュッセウスのクライマックスの立ち回りで息子と牛飼いと豚飼いが助さん格さんみたいにともに暴れたこと。あと、トロイヤ戦争に際しての神々の立ち位置は複雑未定でもうちょっと詳しく知りたかった。ざっくりゼウス世代がアカイヤ側の一方でその子供世代はトロイヤ側みたいな感じ? 系図が諸説あったりオーバーフローしてわかんないけど。2024/11/28
bassai718
0
トロヤ滅亡の神話はあらすじだけ知っていたが、あらためて勉強用に。想像以上に神々が介入しまくっていて驚いた。人物ではヘクトールが良い。2024/09/21