出版社内容情報
毀誉褒貶を伴いながら存在感を発揮し続ける精神分析。その核心を追い求め、精神分析を仕切り直そうとしたジャック・ラカン。難解で知られるその理論を、フロイトが拠り所とした五大症例――ドラ、鼠男、ハンス、シュレーバー、狼男――との向き合い方に着目し読み解く本書は、かつてないラカン入門書となるだろう。
【目次】
はじめに
第一章 転移と弁証法――症例ドラ
1 症例ドラ
2 フロイトとヒステリー
3 弁証法的反転
第二章 神話と構造――症例鼠男
1 症例鼠男
2 フロイトと強迫神経症
3 レヴィ=ストロースを読むラカン
4 弁証法から構造へ
5 象徴界、想像界、現実界
第三章 「エディプス」の構造論――症例ハンス
1 症例ハンス
2 フロイトと恐怖症
3 ラカン『対象関係』
第四章 〈父の名〉の排除――症例シュレーバー
1 症例シュレーバー
2 フロイトの精神病論
3 ラカン『精神病』
4 〈父の名〉の排除
第五章 現実界と幻想――症例狼男
1 症例狼男
2 フロイトと原光景
3 ブランスウィックの介入
4 「フロイトに責任がある」
5 幻想の横断に向けて
おわりに
用語解説
主要参考文献



