岩波新書<br> 宮本常一―民俗学を超えて

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岩波新書
宮本常一―民俗学を超えて

  • 木村 哲也【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320968
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0239

出版社内容情報

生涯をかけて各地を旅し、人々の声に耳を傾けつづけた宮本常一。『忘れられた日本人』をはじめとする仕事は、従来の日本像を見直す民俗学の成果であるとともに、民俗学を超えて、多大な影響を与えてきた。網野善彦、司馬遼?太郎ら、宮本の言葉と行動を受けとめ独創的な仕事を成した人々を通して、今に生きる宮本民俗学を考える。


【目次】

プロローグ 故郷・周防大島から
 旅の原風景
 対照的な二人の祖父
 出稼ぎと移民の島
 女の世間
 民俗学への道
 仕事と評価
 宮本常一を受け継ぐ人びと

第一章 明治維新を聞き書きする――鶴見俊輔と『日本の百年』
 庶民から見た明治維新
 干支でひとまわり六〇年という時間感覚
 明治百年記念の国家事業に対抗
 『日本の百年』の方法
 鶴見俊輔にとっての聞き書き
 宮本常一と思想の科学研究会
 近くて遠い過去

第二章 世間師の発見――安丸良夫と民衆思想史
 ある世間師との出会い
 宮本常一の大阪時代
 『旧事談』の新規性
 安丸良夫の民衆思想史への影響
 民衆史研究者との距離
 農村出身者としての感覚

第三章 非農業民への視座――網野善彦による歴史の読み直し
 非農業民への着目
 網野善彦と日本常民文化研究所月島分室
 「百姓」とは何か
 東日本と西日本
 海民の世界
 宮本常一再評価に先鞭
 宮﨑駿アニメへの示唆

第四章 離島から日本を見る――谷川雁のコミューン構想と島尾敏雄の「ヤポネシア」論
 離島振興という問題
 島の文化
 谷川雁とトカラ列島臥蛇島
 現代のコミューンを幻視する
 リアリズムとロマンティシズム
 島尾敏雄の「ヤポネシア」論
 「ヤポネシア」論の広がり
 宮本常一の南島論

第五章 「土佐源氏」をめぐって――石牟礼道子と詩的インスピレーション
 「土佐源氏」誕生
 『忘れられた日本人』という書名
 石牟礼道子の「土佐源氏」評
 『遠野物語』の受容
 「餓鬼阿弥蘇生譚」としての「土佐源氏」

第六章 「される側」からのルポルタージュ――本多勝一の方法
 森崎和江の宮本常一批判
 調査地被害
 「される側」からの衝撃
 庄屋の台所の五〇個のハンコ
 アイヌ文化を記録・保存する

第七章 人の移動と文化の伝播――司馬遼太郎と『街道をゆく』
 土佐で稼いだ長州大工
 司馬遼?太郎との面会
 傍流から歴史を見る
 『街道をゆく』における宮本常一への言及

エピローグ 「日本」をめぐって――鶴見良行のアジア学
 海から見た日本
 個別性と普遍性
 小川徹太郎による批判
 鶴見良行のアジア学
 既存の「日本」像への挑戦

 主要参考文献
 図版出典一覧
 あとがき

内容説明

生涯をかけて各地を旅し、人々の声に耳を傾け続けた宮本常一。『忘れられた日本人』をはじめとする仕事は、従来の日本像を見直す民俗学上の成果であるとともに、民俗学を超えて、多大な影響を与えてきた。網野善彦、司馬遼太郎ら、宮本の言葉と行動を受けとめ独創的な仕事を成した人々を通して、今に生きる宮本民俗学を考える。

目次

プロローグ 故郷・周防大島から
第一章 明治維新を聞き書きする―鶴見俊輔と『日本の百年』
第二章 世間師の発見―安丸良夫と民衆思想史
第三章 非農業民への視座―網野善彦による歴史の読み直し
第四章 離島から日本を見る―谷川雁のコミューン構想と島尾敏雄の「ヤポネシア」論
第五章 「土佐源氏」をめぐって―石牟礼道子と詩的インスピレーション
第六章 「される側」からのルポルタージュ―本多勝一の方法
第七章 人の移動と文化の伝播―司馬遼太郎と『街道をゆく』
エピローグ 「日本」をめぐって―鶴見良行のアジア学

著者等紹介

木村哲也[キムラテツヤ]
1971年生まれ。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。博士(歴史民俗資料学)。周防大島文化交流センター学芸員などを経て、現在―国立ハンセン病資料館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

133
宮本常一の仕事は広く知られているが、きちんとした論文ではないためアカデミズムからは軽視されてきた。しかし学問は専門家ではなく庶民のためにあるとすれば、与えた影響は柳田國男以上ではないか。宮本のおかげで歴史とは英雄や政治家ではなく、民衆の生そのものとの思想が広く浸透したのだから。本多勝一のルポルタージュに宮崎駿のアニメ、島尾敏雄のヤポネシア論やアイヌ文化再評価、更に司馬遼太郎から鶴見良行まで、日本と日本人が多角的な視点から見直される契機となったのだ。今では逆に研究者が宮本の拓いた道を歩まねばならない時代か。2026/03/15

kuukazoo

17
宮本常一が民俗学のアカデミズムでは低評価だったことに驚いた。実証性がないとかエッセイじゃなくて論文を書けとか言われてたのか。本書では民俗学以外の分野で宮本常一から影響を受けた人たちを取り上げ、それぞれの具体的な関わりや仕事について解説。ユニークな切り口で、読みたい本が増える。本多勝一(調査地被害問題やアイヌ文化保存)や司馬遼太郎(『街道をゆく』など)の章は意外だったぶん興味深かった。周防大島の宮本常一記念館にはいつか行ってみたい。2026/03/18

アメヲトコ

14
2026年1月刊。表題からは宮本常一の評伝を想起しましたが、本書の肝は副題で、宮本の営為が民俗学以外の領域にどのような影響を与えたのかがテーマになっています。登場するのは鶴見俊輔、安丸良夫、網野善彦、谷川雁、島尾敏雄、石牟礼道子、森崎和江、本多勝一、司馬遼太郎、鶴見良行など錚々たる面々。逆に「土佐源氏」の着想に折口信夫と小栗判官の影響があるのではとの指摘も面白く読みました。2026/02/19

iwasabi47

8
アカデミズム側から冷淡だったんだな。鶴見俊輔や民衆史側から言及があまりない。安丸良夫は意識していた。土佐源氏に関しては折口信夫の影響を説としている。2026/01/27

Tatsuo Mizouchi

4
実は私、民俗学専攻でして、にも関わらず、柳田も宮本も読まず、もっぱら網野とか赤坂でしたが、二人は宮本の影響もかなり受けているんですね。最も授業やゼミで読めと言われたことがないけど、当時はまだ宮本は評価されていなかったのね。遅ればせながら、「忘れられた日本人」を読もうかな?2026/03/31

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