出版社内容情報
大好評の'読むラジオ'第2弾。毎週金曜、“夜開く学校“として高い人気を誇る NHK ラジオ番組「飛ぶ教室」。その冒頭約 3 分間のオープニング・トークのうち 2022年 4月~23年3月の2年分を収録。巻頭には特別付録として書き下ろしエッセイを付す。より円熟みを増した味わい深いことばの宝庫。
内容説明
大好評の“読むラジオ”第二弾。毎週金曜、“夜開く学校”として高い人気を誇るNHKのラジオ番組「飛ぶ教室」。その冒頭数分間のオープニング・エッセイのうち二〇二二年四月~二三年三月の二年分を収録。巻頭には特別付録の書き下ろしを付す。過去に思いを馳せ、生や死を想う、くり返し味わいたい極上のことばの宝庫。
目次
ラジオの、光と闇―「まえがき」ではなく…
二〇二二年度前期 声だけの人
二〇二二年度後期 斧のような本
二〇二三年度前期 ことばより雄弁なもの
二〇二三年度後期 命終
おわりのことば
著者等紹介
高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年広島県生まれ。横浜国立大学経済学部除籍。現在―作家。元明治学院大学国際学部教授。著書―『さようなら、ギャングたち』(群像新人長篇小説賞優秀作)、『優雅で感傷的な日本野球』(三島由紀夫賞)、『日本文学盛衰史』(伊藤整文学賞)、『さよならクリストファー・ロビン』(谷崎潤一郎賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
58
【こんばんは。パロディ好きなネギっ子genです】これから、みなさんに、『ラジオの、光と闇』という本を紹介させていただきます。これは、「高橋源一郎の飛ぶ教室」というラジオ番組で、冒頭に読み上げられる「はじまりのことば」を集めたものです。そんな本をどう「レビュー」したらいいのでしょうか。「まえがき」のような文章を読みます。ぼくは深呼吸して頁を捲り、目次を見ます。「声だけの人」「斧のような本」「ことばより雄弁なもの」「命終」。これらの章題から著者の思いを受け取ってもらえればうれしいです。いつもの引用始めます。⇒2025/05/31
ケイトKATE
22
毎週欠かさず『高橋源一郎の飛ぶ教室』を聞いている。いつも感心するのが、高橋源一郎の記憶の良さである。過去を語る時、会話のやり取りや出来事を聞き手も想像できるように伝えているからである。本書が収録されている時期は、作家として大きな影響を受けた大江健三郎、同世代としてその才能に敬意を表していた坂本龍一、友人であった宮沢章夫が亡くなった時期である。大江健三郎、坂本龍一、宮沢章夫、三人それぞれの追悼の言葉は、高橋源一郎にしか表現できない心温まる言葉で満ち溢れている。2025/04/29
ちさと
20
NHKラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」で話される始まりの言葉の原稿を集めたものVol.2。前作は本の紹介が多かったが、今回は高橋さんの琴線に触れた物の話、家族の話、思い出の話など、ファンにとってはパーソナルな部分に触れられて嬉しい内容が多かった。高橋さんのこれまでで1番幸せで楽しかった選考会が「第1回日本ファンタジーノベル」だったそう。受賞作「後宮小説」はわたしも大好きな作品で、選考会にこんな裏話があったとは面白い発見だった。多様なテーマを、心地よく読ませる言葉の数々で綴られた1冊。2025/06/06
るき
2
読んだあとラジオを聞いてみる。音で聞くとちょっと違う感じがするのが不思議。2025/05/18
takakomama
1
NHKのラジオ番組「飛ぶ教室」のオープニング・エッセイ第2弾は2022年4月から2年分。前作同様、心に留めておきたい言葉が多かったです。いつか恩返しや恩送りができたら良いですね。ラジオには善き力も悪しき力もあります。言葉にも力があります。2025/06/13
-
- 和書
- 古本節用集の総合的研究