岩波新書<br> 芸能界を変える―たった一人から始まった働き方改革

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岩波新書
芸能界を変える―たった一人から始まった働き方改革

  • 森崎 めぐみ【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320470
  • NDC分類 770.9
  • Cコード C0236

出版社内容情報

芸能界、それは自由で華やかな憧れの世界。しかし一歩その中に足を踏み入れてみると、そこは将来への保証など存在せずハラスメントが横行する、無法の世界だ。しかし、このままでいのだろうか? 俳優でありながら法整備とルール作りに奮闘した著者が、芸能界のこれまでを鋭く批判し、これからのあるべき姿を描き出す。

内容説明

芸能界、それは自由で華やかな憧れの世界。しかし一歩その中に足を踏み入れてみると、そこは将来への保証など存在せずハラスメントが横行する、無法地帯だった。しかし、このままでいいのだろうか?女優でありながら法整備とルール作りに奮闘した著者が、芸能界のこれまでと、これからのあるべき姿を描き出す。

目次

「大切なのは勇気」―越えられない壁に立ち向かう
1 働き方の実態―私たちの調査で見えてきたこと(「芸能界で働く」とは;NOと言えないハラスメント;コロナ禍に何が起こったか;誰にも守られない働き方)
2 芸能界の働き方改革が始まった(セーフティネットを作る―特別加入労災保険;まっとうな契約へ;フリーランス法;メンタルヘルスケア)
3 これからの芸能界(未来をつくる白書―過労死防止対策;残された課題と対策)

著者等紹介

森崎めぐみ[モリサキメグミ]
俳優。一般社団法人日本芸能従事者協会代表理事。映画『人間交差点』で主演デビュー。キネマ旬報「がんばれ!日本映画スクリーンを彩る若手女優たち」に選出。2021年全国芸能従事者労災保険センター設立。文化庁文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けた検討会議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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シャコタンブルー

55
今更ながら芸能界の闇の深さを知った。撮影場所にトイレが無い、男女別が無い、更衣室が無い。長時間労働が当たり前、パワハラ、セクハラ、モラハラ、低賃金、まさしくストレスだらけの世界だ。労災事故の54例は衝撃だったが、おそらく氷山の一角だろう。「大切なのは勇気」芸能界の働き方改革を成し遂げるべく、たった一人で立ち会が立った作者の行動には称賛しかない。そして芸能従事者が労災保険に加入できる承認を取り付けた日は特に感慨深い。メンタルヘルスケア、契約書の締結、インティマシー・コーディネート制度等の課題は数多い。2025/02/23

山口透析鉄

27
先日3/4の文化放送ラジオ番組でお話を聞き、この本を読みました。市の図書館にありましたので借りて読んでいます。 権利はきちんと戦わないと勝ち取れない、そんな当たり前を日本で実行するのは本当に困難なのですが、著者はそれをきちんと成してきていますので、やはりまずはそこに脱帽です。 残念ながらニッポン会社ムラと同様、芸能周りもだいぶ前近代的なものは多々あって、その辺もだいぶバレています。 結果、作品の質の劣化に繋がっているのも見えているようです。映画大国だった頃も個々の映画産業従事者への補償(以下コメント欄)2025/03/25

kenitirokikuti

9
図書館にて。労災保険には会社に雇用された労働者以外に適用する「特別加入制度」がある。農林業や建設業、船員、運輸業などの個人事業主が対象である。しかし、業者認定されるのは敷居が高かった。かつて俳優が建設業などと同じ「一人親方」として適用を求めたが成らず。今回、「特定作業従事者」として芸能従事者の特別加入労災保険が認められた(2020年。施行は21.4.1)。そして24年11月にフリーランス法が施行。フリーランスは「特定受託事業者」と名づけられた/22年に先立って文化庁が契約書のひな型とガイドラインを出した2025/02/10

kouki_0524

3
芸能界におけるハラスメントや、安全衛生に関する環境整備についての取り組みはあまり表に出てきていなかったように思う。単なる噂話や、バラエティ番組でのトークに断片的に見聞きするものの、ちゃんと調査して報告し始めたのは割と最近の話ではないか。しかも、テレビ局など、芸能と報道両方に接点のあるメディアからではなく、NPOなどによって徐々に明らかになってきており、問題意識の希薄さを推測してしまう。監督と役者、大御所と若手、局と制作会社などの権威勾配に起因する様々な人権問題がいまだに残っていることが本書でよくわかる。2025/02/17

みさと

2
芸能「活動」と言われ、好きでやっていると見なされ、世の働き方改革から取り残されている芸能界。一歩その中に足を踏み入れると、将来への保障など存在せず、ハラスメントが横行する無法地帯。芸能に従事する人の権利が次々と打ち立てられている海外の取り組みを知り、たった一人で立ち上がった著者が語る。芸能への特定作業従事者という、俳優以外の多くの芸能に従事する人を包括する概念を打ち立て、国の労災保険を勝ち取り、「安全」や「契約」に関する法整備を実現してきた。データを取り、厚労省と交渉してきた。読みながら震えが止まらない。2025/04/28

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