出版社内容情報
会ったこともない人によって書かれたこと、作られたものであるのに、私たちは、古典の一冊やネットで話題のお取り寄せ食品を信じて暮らしている。たしかに信頼がなければ生きていけないが、しかし健全な不信がなければ、よりよく生きることができない。コミットメントという視点から、信頼と不信のメカニズムに鋭く迫る知的冒険の書。
内容説明
「信頼回復に努めてまいります」―事あるごとに信頼という言葉が繰り返されている。しかしこの言葉の正体は掴みにくい。本書では、哲学者が進化論や経済学の知見を取り入れ、コミットメント(責任をもって引き受けること)と視点から信頼と不信のメカニズムに鋭く迫る。信頼される人になるためには何が求められるのか。
目次
序 朝食の席での信頼と不信
第1章 信頼とは何か、不信とは何か
第2章 信頼と信頼性はどうして問題になるのか
第3章 信頼と協力の進化―コウモリ、ハチ、チンパンジー
第4章 金を持って逃げろ
第5章 誠実と不誠実
第6章 知識と専門知
第7章 インターネット上の信頼
第8章 制度・陰謀・国家
結論 信頼に値すること(信頼性)の重要性
著者等紹介
ホーリー,キャサリン[ホーリー,キャサリン] [Hawley,Katherine]
1971‐2021年。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学で学んだのちに、同大学ヘンリー・シジウィック研究員などを経て、セント・アンドリュース大学教授をつとめた。専門は哲学
稲岡大志[イナオカヒロユキ]
1977年生まれ。大阪経済大学経営学部准教授。専攻は哲学
杉本俊介[スギモトシュンスケ]
1982年生まれ。慶應義塾大学商学部准教授。専攻は倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zunzun
oooともろー
sk
ブラック ミッフィー の チョコちゃん