出版社内容情報
型破りなスケールと斬新な構成によって、西洋音楽史を塗り替えてしまった「第九」。ベートーヴェンの音楽とシラーのテキストが創り上げる強烈なメッセージ性ゆえに、音楽を超え社会に様々な影響を与えると共に時代の流れに翻弄され、数奇な運命を辿った。初演から二〇〇年、今なお人々の心を捉える「とてつもない曲」に迫る。
内容説明
型破りなスケールと斬新な構成によって、西洋音楽史を塗り替えてしまった第九。ベートーヴェンの音楽とシラーのテキストが創り上げる強烈なメッセージ性ゆえに、音楽を超え社会に様々な影響を与えると共に時代の流れに翻弄され、数奇な運命を辿った。初演から二〇〇年、今なお人々の心を捉える「とてつもない曲」に迫る。
目次
第1章 死者もまた生きるのだ!―混乱する革命と「第九」への道
第2章 堪え忍べ、よりよい世界のために―混迷する政治体制と「第九」の萌芽
第3章 その方を星の輝く天幕の彼方に探せ―理想の希求と「第九」誕生への道
第4章 さあ声を合わせよう、より喜びに満ちた音に―未知への挑戦と「第九」の誕生
第5章 それができない者は、そっと立ち去るがよい―初演の経緯と一九世紀の「第九」
第6章 進め、兄弟よ、君たちの行く道を―激動の「現代」と「第九」の変容
著者等紹介
小宮正安[コミヤマサヤス]
1969年東京都生まれ。横浜国立大学教授(大学院都市イノベーション研究院、都市科学部)。専門はヨーロッパ文化史、ドイツ文学。東京大学文学部社会学科卒業。同大学院人文社会科学研究科独文科博士課程満期単位取得。秋田大学を経て現職。ザルツブルクのモーツァルテウム、ウィーン大学での講演等、国内外やテレビ、ラジオ等でも積極的な活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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