岩波新書<br> 抱え込まない子育て―発達行動学からみる親子の葛藤

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岩波新書
抱え込まない子育て―発達行動学からみる親子の葛藤

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320371
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0237

出版社内容情報

子どもは未熟で弱く、親が常に愛情を注ぎ育て上げなければいけない――。しかしそれだけでは、親は追い詰められてしまう。動物とヒトの行動を比較すると、親の資源を奪いながら自ら育つ、ヒトの子どもの強さがみえてくる。対立や衝突を繰り返しつつ、親も子も共に育つ調和した関係をどう築くか。発達行動学の知見から探る。

内容説明

子どもは未熟で弱く、親が常に愛情を注ぎ育て上げなければいけない―。しかしそれだけでは、親は追い詰められてしまう。動物とヒトの行動を比較すると、親の資源を奪いながら自ら育つ、ヒトの子どもの強さがみえてくる。対立や衝突を繰り返しつつ、親も子も共に育つ調和した関係をどう築くか。発達行動学の知見から探る。

目次

第1章 ヒトの子育ての本質―分離と保護の両立
第2章 親子の駆け引きと衝突
第3章 「体罰」について―求心性と遠心性から検証する
第4章 ヒトの子育ての多様な担い手
第5章 親・家庭を超えた子育て―多良間島の「守姉」
第6章 「ほどほど」の親子関係へ―抱え込まない子育て

著者等紹介

根ヶ山光一[ネガヤマコウイチ]
1951年香川県生まれ。大阪大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程退学。博士(人間科学)。大阪大学人間科学部助手、武庫川女子大学家政学部助教授、早稲田大学人間科学学術院教授などを経て、早稲田大学名誉教授、NPO法人保育:子育てアドバイザー協会理事長、日本乳幼児医学・心理学会理事長。専攻、発達行動学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🍭

4
367(家族問題、男性・女性問題、老人問題)、図書館本。岩波新書2024年10月18日発行。動物の行動学から子育てを分析しなおして、母親以外からの子への関わり、アロマザリング(allomothering)=母親以外の人が子育てに積極的に関わること、子育てをする社会的集団の存在の重要さについて考えさせられました。家族の崩壊、核家族化と子育てに割ける人的リソースの減少が現代の子育ての障壁となっているという現実はおおよそアロマザーの減少で説明できると思います。あんまり感想を書く気分でないのでおわり。おすすめ2024/11/23

じょうこ

3
タイトルからのイメージにとらわれず、子どもを広い意味で(親に限らず)育て、応援していく際にとても参考になる本だと思う。特に「アロマザリング」(母親以外の個体が母親のように子どもを守り育てること)を重要な子育てスタイルととらえ、その視点からも多く論じている。母親以外=父親や祖父母、隣人、保育所、守姉、さらにモノ(玩具他)もアロマザリングに該当する。全体的に個(子)の自立性を大事にする観点から語られるところにも元気づけられた。2025年初に読めてよかった。前向きになれる本。2025/01/17

読書熊

3
アロマザリングという考え方2024/11/19

tuppo

2
最近母親になって後悔しているという本が出て話題になった。曰く子供を持ったことは後悔していない。後悔しているのは母親になったことだ。2025/03/16

luckyair

1
んー、思ってたのと違ってかなり学術的。論文?としてはいいのかもしれないけど、自分が求めている実践的具体的な内容とは、ちょっと違ったかな?一つ参考になった点としては、日本独自の子育て風土の中で、育児を育んできた日本人が西洋の育児理論を取り入れることには、慎重さが必要であるという点。それはまるで、家族構成や近隣関係、気候風土など、ジグソーパズルのように相互に収まった中で、一部のピースを取り替えて全体の安定性を下げてしまうような可能性があるという指摘。確かに欧米では~とか科学的に~というのはちぐはぐ感ある。★★2025/04/06

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