出版社内容情報
流行の最先端をゆく高級バッグから一点モノの財布まで、革製品はファッションを彩る必需品だ。しかし、皮革文化には常に、自然破壊、動物愛護、大量廃棄といった倫理的な問題がつきまとっていた。その来歴と現在から、人々の欲望を満たすためにあらゆるものをブランディングしていく消費文化の本質を描き出す。
内容説明
流行の最先端をゆく高級バッグから一点モノの財布まで、革製品はファッションを彩る必需品だ。しかし、そこには常に、自然破壊、動物愛護、大量廃棄といった倫理的な問題がつきまとっていた。皮革文化の来歴と現在から、人々の欲望を満たすためにあらゆるものをブランディングしていく消費文化の本質を描き出す。
目次
序章 ファッションとブランド―革から考える
第1章 「革づくり」職人と「革の道」―卑賎なものからブランドへ
第2章 大量生産時代の光と影
第3章 高級ブランドとポップカルチャーの相克
第4章 二一世紀のファッションと揺れ動く「ファッション倫理」
第5章 日本の革はブランディングできるか
終章 ポスト・コロナ禍時代のファッション倫理と革
著者等紹介
西村祐子[ニシムラユウコ]
駒澤大学総合教育研究部教授。London School of Economics(LSE、ロンドン大学)にて社会人類学博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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