出版社内容情報
『メンタライジングによる子どもと親への支援』(MBT-C)に続き,思春期・青年期を対象としたメンタライジング(MBT-A)を単独で扱う初めての成書,待望の邦訳。アップデートされた理論に基づいて,自傷行為,素行症,パーソナリティ障害など,セラピストが現場で対応に苦慮する問題への支援方法をガイドする。
目次
第1部 「メンタライジング」の概念および関連する青年期の神経生物学的変化(メンタライジング理論とは;青年期の脳の成長とメンタライジングの発達)
第2部 MBT‐Aの臨床実践(青年との作業におけるMBTの技法;セラピーの構造;青年の親や家族との作業;嵐とストレスの世界における可変焦点的な視点:MBT‐A実践をスーパーバイズする)
第3部 様々な対象へのMBT‐A(自傷する青年との臨床;多様なジェンダーを生きる青年とその家族への働きかけ;素行症:10代の子どもとその家族に起こる行動の問題を取り扱う ほか)
著者等紹介
ロソー,トゥルーディ[ロソー,トゥルーディ] [Rossouw,Trudie]
児童・青年コンサルタント精神科医で、総合医療評議会(GMC)に登録されている。20年以上にわたり、児童と青年のあらゆるメンタルヘルス問題を治療してきた経歴を持つ。現在、北ロンドンのプライオリー病院と、開業児童・青年メンタルヘルスサービスであるロンドンのステッピング・ストーンズクリニックで児童・青年コンサルタント精神科医として勤務。精神分析家、認定MBT‐Aセラピスト、スーパーバイザー、トレーナー、コースリーダー、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの名誉上級講師。ピーター・フォナギーと共に、MBT‐Aモデルを創始した。MBT‐Aに関するRCT研究(Rossouw&Fonagy,2012)に取り組み、自傷行為とMBT‐Aについて幅広く執筆を行っている
ウィーヴェ,マリア[ウィーヴェ,マリア] [Wiwe,Maria]
臨床心理学士、心理療法士、認定MBT‐Aセラピスト、スーパーバイザー、トレーナー、認定MBT‐Fプラクティショナー。アンナ・フロイトで、トゥルーディ・ロソーと共にMBT‐Aの新任スーパーバイザーのトレーニングとアセスメントを行っている。MBT‐Aに関する経験豊かな講師、スーパーバイザーであり、このテーマについてスウェーデン語の著書を数冊上梓している
ヴルーヴァ,イオアナ[ヴルーヴァ,イオアナ] [Vrouva,Ioanna]
臨床心理士、MBT‐Aセラピスト、スーパーバイザー、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン名誉研究員。北ロンドンで英国国民健康保健サービスの児童・青年メンタルヘルスサービス(CAMHS)チームに所属し、個人開業もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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