岩波新書<br> マルクス・アウレリウス―『自省録』のローマ帝国

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岩波新書
マルクス・アウレリウス―『自省録』のローマ帝国

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319542
  • NDC分類 131.5
  • Cコード C0222

出版社内容情報

マルクス・アウレリウスの生涯は、「哲人皇帝」にふさわしいものであったのか。終わらない疫病と戦争というローマ帝国の実態のなかに浮かび上がるのは、心労を重ねながらも、皇帝の職務をひたむきに遂行しようとする人間の姿であった。歴史学の手法と観点から、『自省録』の時代背景を明らかにすることで、賢帝の実像に迫る。

内容説明

マルクス・アウレリウスの生涯は、「哲人皇帝」にふさわしいものであったのか。終わらない疫病と戦争というローマ帝国の実態のなかに浮かび上がるのは、心労を重ねながらも、皇帝の職務をひたむきに遂行しようとする人間の姿であった。歴史学の手法と観点から、『自省録』の時代背景を明らかにすることで、賢帝の実像に迫る。

目次

プロローグ―歴史の中の『自省録』
第1章 自分自身に―『自省録』のマルクス・アウレリウス
第2章 皇帝政治の闇の中で―若き日のマルクス・アウレリウス
第3章 宮廷と哲学―即位前のマルクス・アウレリウス
第4章 パンデミックと戦争の時代―皇帝としてのマルクス・アウレリウス
第5章 死と隣り合わせの日常―マルクス・アウレリウスが生きたローマ社会
第6章 苦難とともに生きること―マルクス・アウレリウスの生き方
エピローグ―『自省録』のローマ帝国

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みき

46
周辺事項に対する言及が多めのためか固有名詞が多く読み辛い。サラっとマルクス・アウレリウスについて知りたいという人向けの本ではなかったかもしれない。内容は哲人皇帝と言われたマルクスの半生を綴るだけ。マルクス帝の統治の時代にパンデミックがあったり、意外にも戦争に明け暮れる皇帝だったりと自省録だけでは分からない側面を知ることが出来たという意味では非常に良い本だった。もう少し自省録と絡めて語ってくれればな~と思うところもあったが、自省録って書かれた日の特定は出来たんだっけ?2023/04/10

Nat

37
図書館本。五賢帝の最後のマルクス・アウレリアスについて。ローマ帝国の中でも平和な時代の皇帝と思われやすいが、皇帝になってからはパンデミックと戦争に苦しめられた。その時代の歴史や社会情勢がよくわかって良かった。ただびっくりしたのは、ローマの公共浴場についての記述。帝国領内各地に公共浴場が建設されていたが、衛生状態を良好に保つ作業がなされていたと理解できる資料は存在しないそうだ。テルマエロマエ好きな私としては大ショックな事実。2024/03/16

buuupuuu

22
『自省録』には「宇宙」や「人間のつとめ」といった言葉が出てきてなんだか大袈裟だなと感じるが、マルクス・アウレリウスがローマ帝国の皇帝だったことを考えればそうでもないのかもしれない。彼と私達現代一般人とでは時代も立場もあまりにも違う。とはいえ『自省録』に政治的な事柄はほぼ書かれていないし、著者によれば彼の政策もストア哲学に基づくというより、義父であるアントニヌス・ピウスに倣ったものだという。『自省録』は皇帝という立場以前の一人の人間としての自分自身に向けて書かれたものだから時代を超えて読まれているのだろう。2023/01/23

ピオリーヌ

19
著者は西洋古代史専攻。現在は京都大学名誉教授。かつて著者の学部卒業論文はマルコマンニ戦争の意義を考察したものであったが、マルクスそのものを研究対象にしたのは学部卒業論文だけであり、その後はローマ帝国政治史研究の中で触れるに留まり、その後は、ローマ帝国を辺境から見直す作業としてのローマ時代ブリテン島の研究や、ローマ帝国衰亡史の研究に努力したという。またマルクスの生涯を描くことは若いころから著者の心の片隅にあった希望であったというのも著者の思い入れが感じられて良い。さて、印象に残った記述を。2023/03/27

さとうしん

16
マルクス即位の背景となるハドリアヌス以来のスペイン系の躍進、ハドリアヌスに対してマルクスが立ち入った評価をしなかった背景、マルクスの治世において長く続いた疫病と、即位まで従軍経験がなかった中での戦争の指導、「哲人皇帝」ではなかったマルクスなど本人に関しても面白い話題が盛り込まれているが、それよりも第五章「死と隣り合わせの日常」で展開されるローマ人の死生観や、意外に衛生的でなかった公衆浴場の話の方に興味が惹かれた。2022/12/24

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