出版社内容情報
恋愛、性欲、大逆、殉死──多彩な、時に問題視される小説を次々に発表。翻訳や論争や雑誌活動にも精魂傾け、軍医高官として論文執筆や公務もこなす。荷風や啄木や一葉など後進の作家にも目をかけ、子どもたちからは優しいパッパと慕われる。「時代より優れ過ぎた人」鴎外の歩んだ遥かな道程を、同時代の証言とともに辿る決定版評伝。
内容説明
多彩な小説を、時に問題視されながら次々に発表。翻訳や論争や雑誌活動に精魂傾け、軍医高官として論文執筆や公務もこなす。荷風や啄木や一葉など後進の作家にも目をかけ、子どもたちからは優しいパッパと慕われる。学問と芸術の世界を自由に歩き回った等身大の〓外=森林太郎の姿を、同時代の証言とともに辿る決定版評伝。
目次
プロローグ―自伝と証言の間
1 林太郎として生まれて―日本とドイツ(故郷と両親―青野山に見守られて;医学に導かれて―上京と医学校生活 ほか)
2 〓外への変貌―創作と軍務(ドイツ三部作―エリーゼ事件と最初の結婚;翻訳と論争―応答する自己 ほか)
3 飛躍する〓外―文壇への復帰(東京への帰還と日露従軍―『うた日記』の世界;新しい表現を求めて―『スバル』での活躍 ほか)
4 太林郎として死す―歴史と人間(明治の終焉―「阿部一族」「安井夫人」の造型;歴史小説の展開―「山椒大夫」「高瀬舟」の試み ほか)
エピローグ―移ろい、よみがえる〓外
著者等紹介
中島国彦[ナカジマクニヒコ]
1946年東京生まれ。早稲田大学大学院修了、博士(文学)。現在早稲田大学名誉教授、日本近代文学館理事長。著書に『近代文学にみる感受性』(筑摩書房、1994年、やまなし文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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