岩波新書<br> 茶と琉球人

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茶と琉球人

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004317005
  • NDC分類 617.4
  • Cコード C0221

出版社内容情報

「国癖」と言われるほど普及していた茶を入り口に、「薩摩の世」の沖縄の自立を問う。大国の狭間で翻弄されつつも、したたかに生き抜いてきた、知られざる農業立国の姿を、最新の研究成果から生き生きと描き出す。

内容説明

近世琉球で、どのようなモノが、どこで生産され、誰が流通をにない、どのように消費されていたのか。大国の狭間で翻弄されつつも、日常的に茶をたしなみ、“ゆたかに”農業型社会を築いていた人びとの暮らしぶりは?庶民の姿と多様な地域性とに焦点を当て、「薩摩の世」時代の沖縄の自立を問う。モノからみた琉球史!

目次

序章 近世琉球の幕あけ(足元からみた琉球国;薩摩の琉球侵攻;琉球人のしたたかな計略)
第1章 琉球人の自然への営みと茶(蔡温の登場;浦添間切と百姓の暮らし;近世琉球の自然環境と茶)
第2章 球磨茶がたどった道(茶はどこから;琉球人が愛した茶;球磨茶に飛びついた者たち)
第3章 琉球における茶の消費(士族への茶の広まり;琉球社会の変容;茶の出土品は語る)
終章 近世琉球の“自立”とは何か(茶の生産者に思いをはせて;モノからみた琉球史;近世琉球の“自立”を問う)

著者等紹介

武井弘一[タケイコウイチ]
1971年、熊本県人吉市生まれ。琉球大学法文学部准教授。東京学芸大学大学院修士課程修了。専門は日本近世史、とくに江戸時代の村社会と自然環境の研究。2016年、『江戸日本の転換点』で第4回河合隼雄学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

5
読み終えて、惜しいと感じた。良いネタを集めているにも関わらず考察に今一歩深みがない。琉球は農で自立していたというが、それは本当に合理的な姿だったのだろうか。琉球人は香りの高さから球磨茶を好んだというが、それだけの理由なのか、また球磨茶は本当に他の茶よりも香りが優れていたのだろうか。と言った疑問が湧く。それでも琉球王朝の無慈悲性など良い指摘もあり、参考になった。2018/05/08

(k・o・n)b

4
琉球史について前々から少し興味があったので手に取ってみた一冊。琉球人と熊本の球磨茶の関係を通じて、「薩摩に虐げられていた琉球」「貿易立国の琉球」というステレオタイプを覆そうというのが著者の狙いなのだろう。知らないことだらけだったので楽しくサクッと読めたが、本書の内容だけでは「琉球は農業国だった」「実は経済的には結構自立していた」という筆者の説に説得力があるのかは正直よく分からず、若干物足りなかった。琉球史には益々興味が湧いたので、入り口の一冊としては良かったのかも。他にも読んでみたい。2021/04/02

おらひらお

3
2018年初版。戦争で近世資料が乏しくなった琉球を球磨茶の視点から切り込んだ近世史。ただ、消費者の意識など現代の感性からの批判的叙述はやや無理かな2018/10/12

gram1126

2
茶などを通しての琉球。貿易から農耕などに力を入れた歴史がわかる。何をやらせても優れたものだ。★★★★★2018/07/20

我門隆星

2
私の記憶が確かならば、架空のものを含めた場合、初めての総理大臣は伊藤博文ではない。琉球国が大陸に渡した肖像画に「総理大臣」というもの(架空の人物、ただし、あたかも実在するかのように見せかけた)がいる。ということで、近世琉球は私の関心を引くので関連書籍をよく購入するのであるが、その中でも意欲作に入るほうと思われる。茶の消費を通じて、近世東アジアの生産地側の問題を含め、諸々の事情が浮き彫りされる様子が好ましい。返す返すも残念なことは、太平洋戦争の沖縄戦で資料・物件の破壊が広範囲に及んだことか。2018/02/02

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