出版社内容情報
人間は古来、生とは何か、死とは何かを考え続けてきた。自分の老い、その先の死、身近な人たちの死、それにどのように向き合ったらよいのか。孔子、荘子、曹操、陶淵明などの先哲、文人がのこしたことばから探っていく。
内容説明
人間は古来、生とは何か、死とは何か、常に考え、悩んできた。自分の老い、その先の死、さらに身近な人たちの死、それにどのように向き合ったらよいのか。孔子、荘子、曹操、陶淵明などの先哲、文人は何を思ったのか、彼らがのこしたことばから探っていく。六〇を越える名言を収める。
目次
生とは何か、死とは何か
生は仮の宿り、死は永遠の帰着
生ははかない
死を前にして
生への執着
死は必然
死への恐れ、死への憤り
亡き人を悼む
不死の希求
死を恐れる陶淵明〔ほか〕
著者等紹介
川合康三[カワイコウゾウ]
1948年浜松市生まれ。1976年京都大学大学院博士課程中退。博士(文学)。専攻は中国古典文学。東北大学文学部、京都大学文学部、台湾大学招聘教授、ブランダイス大学招聘教授を経て、國學院大学文学部教授、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
88
中国の古典から生と死に関する言葉を12の場面などに分けて説明してくれます。非常にわかりやすく高校のときにでもこのような本に出合うと漢文の授業も面白くなるのでしょうね。漢詩がご専門のようで漢詩の部分になるとかなり筆運びがスムースな感じです。最後に今後もっと興味のある人のための日本の文献があるのがいいですね。2017/12/21
乱読家 護る会支持!
3
孔子、荘子、曹操、陶淵明などの中国の哲人、文人の「死」への思いを語った文章を紹介。 タイトルから、何か心に響く言葉があるかと期待したが、、、 僕にはあまり響ず。2018/03/19
くまくま
1
生有れば必ず死あり。死を見つめることでよりよく生きるヒントを見いだすことができそう。2018/04/07
Mimuchi
0
死、これからの生き方を考える参考になりました。2017/12/19
ぱなそ
0
「死」について、古代中国の思想に触れるには程良い入門書です?2018/11/13
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