岩波新書<br> ゲノム編集を問う―作物からヒトまで

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岩波新書
ゲノム編集を問う―作物からヒトまで

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004316695
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C0247

出版社内容情報

長い人生に離合集散する家族の構成員。人が住まいに求めるものはライフステージごとに様変わり。町の多様性をいかに担保していけるか。居場所づくりのユニークな事例を多数紹介し、これからの住まいのあり方を考える。

内容説明

「ゲノム編集」とは一体何で、何が問題なのか。狙った遺伝子を痕跡残さず改変できる技術が生命のありようをいま変えようとしている。作物や家畜の品種改良、またヒトの医療におけるその可能性と課題を探り、革新技術にいかに向き合うべきかを真摯に問う。規制と推進とで揺れる中、より良き未来のための対話が求められている。

目次

第1章 ゲノム編集とはなにか?(ゲノムから遺伝子、タンパク質まで;狙った遺伝子を書き変える―遺伝子組み換えとの違い;ゲノム編集の三世代)
第2章 品種改良とゲノム編集(ゲノム編集作物と家畜の作り方;遺伝子組み換えをめぐる果てなき論争;食卓にのぼる日はくるか)
第3章 ゲノム編集で病気を治療する(遺伝子治療とゲノム編集治療の登場;実例とリスク評価の問題;手の届く医療となるか)
第4章 ヒトの生殖とゲノム編集(生殖細胞の遺伝子改変の意味;ヒト受精卵の遺伝子改変の是非―サミットでの議論;ゲノム編集は「目的」にかなうのか)
第5章 ゲノム編集の時代を考える(遺伝子組み換え作物からの教訓;作物と動物、心理的ハードルの高低;遺伝子治療から学ぶべき教訓;家族形成と生殖医療の意思決定;対話のために;「遅れている」国に望むこと)

著者等紹介

石井哲也[イシイテツヤ]
1970年群馬県生まれ。名古屋大学大学院農学研究科博士前期課程修了、北海道大学博士(農学)取得。科学技術振興機構、京都大学iPS細胞研究所などを経て、2013年北海道大学安全衛生本部特任准教授、2015年より同大学安全衛生本部教授。生命倫理、特に医療と食のバイオテクノロジーと社会の関係を研究分野とする。読売、朝日、毎日新聞などへの寄稿、市民向けの講演、NHK「視点・論点」やラジオ出演などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zoe

24
いい本。ゲノム編集を知りたい方も、不妊治療や種々診断を考える方も、遺伝子組み換え食品や環境への影響について知りたい方も、良いところも、批判も、まずは手に取ったら良いと思う本でした。210ページ程の中に、著者と岩波の気概を感じました。2020/06/06

俊介

18
ゲノム編集の有用性、技術的・倫理的な問題点などがバランスよくまとめられてある良書。「遺伝子組み換え」との違いもよく分かってなかったので、勉強になった。DNAを、(理想的には)まるで映画のフィルムを切り貼りするように編集できる(ようになる)のだから凄い。もちろん現在はまだまだ発展途上なので、技術的にも未知数な部分は多いようだ。また、リスク評価もまだ定まっておらず、倫理的な観点からはかなり危うい技術であることも理解。特に、医療・生殖の分野においてそれが顕著。果たして我々人類にこの技術が使いこなせるだろうか…2022/02/03

HMax

15
残念ですが、日本ではゲノム編集技術の利用は進んでも開発は進まないと思う。168品種も承認されていても1品種も栽培されない一方、約1471万トンもの遺伝子組み換え作物が輸入されている。何も理解しようとしない知識人がゼロリスクを訴える。少なくとも研究開発だけは禁止にしないで続けてほしい。実用化されつつあるゲノム編集の殆どが、機能を追加するのではなく、失わさせることによる品種改良というのが新知識でした。あの美味しい「ゆめぴりか」も培養突然変異法で開発されたんですね。2017/11/23

みゆき

12
技術そのもの、農業・医療への応用、そして制度について幅広く取り扱う。中国の遺伝子操作ベビーが誕生したが、中国の方が日本よりも罰則が厳しいと聞きそこに驚いてしまった。本書(p.144)にもあるように「中国での指針による禁止では、拙速な臨床応用は防げな」かったということなのだろうか。2019/01/25

まえぞう

11
話題のゲノム編集を、農産物・家畜への応用、病気の治療、生殖医療の3分野について解説しています。それぞれに、メリットもデメリットもあって、特に生殖医療は大変難しい問題を抱えていることがよくわかりました。オバマ前大統領の広島演説にもありましたが、人間の科学技術の発展に人間社会の体制や倫理が追いついていかないといけないんですね。2017/09/18

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