出版社内容情報
長い人生に離合集散する家族の構成員。人が住まいに求めるものはライフステージごとに様変わり。町の多様性をいかに担保していけるか。居場所づくりのユニークな事例を多数紹介し、これからの住まいのあり方を考える。
内容説明
「ゲノム編集」とは一体何で、何が問題なのか。狙った遺伝子を痕跡残さず改変できる技術が生命のありようをいま変えようとしている。作物や家畜の品種改良、またヒトの医療におけるその可能性と課題を探り、革新技術にいかに向き合うべきかを真摯に問う。規制と推進とで揺れる中、より良き未来のための対話が求められている。
目次
第1章 ゲノム編集とはなにか?(ゲノムから遺伝子、タンパク質まで;狙った遺伝子を書き変える―遺伝子組み換えとの違い;ゲノム編集の三世代)
第2章 品種改良とゲノム編集(ゲノム編集作物と家畜の作り方;遺伝子組み換えをめぐる果てなき論争;食卓にのぼる日はくるか)
第3章 ゲノム編集で病気を治療する(遺伝子治療とゲノム編集治療の登場;実例とリスク評価の問題;手の届く医療となるか)
第4章 ヒトの生殖とゲノム編集(生殖細胞の遺伝子改変の意味;ヒト受精卵の遺伝子改変の是非―サミットでの議論;ゲノム編集は「目的」にかなうのか)
第5章 ゲノム編集の時代を考える(遺伝子組み換え作物からの教訓;作物と動物、心理的ハードルの高低;遺伝子治療から学ぶべき教訓;家族形成と生殖医療の意思決定;対話のために;「遅れている」国に望むこと)
著者等紹介
石井哲也[イシイテツヤ]
1970年群馬県生まれ。名古屋大学大学院農学研究科博士前期課程修了、北海道大学博士(農学)取得。科学技術振興機構、京都大学iPS細胞研究所などを経て、2013年北海道大学安全衛生本部特任准教授、2015年より同大学安全衛生本部教授。生命倫理、特に医療と食のバイオテクノロジーと社会の関係を研究分野とする。読売、朝日、毎日新聞などへの寄稿、市民向けの講演、NHK「視点・論点」やラジオ出演などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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