内容説明
病と闘いながら、短い一生で文学革新をなしとげた正岡子規。畏友夏目漱石には「僕ハモーダメニナツテシマツタ」と弱音をはき、人生行路定まらぬ高浜虚子には「貴兄ニ半椀ノ飯ヲ分タン」と激励する―著作・書簡を読み解きながら彼の人間的魅力を紹介し、そのことばのなかに、私たちが今を生きるヒントを見いだす。
目次
泣―生きているから、弱音もはく
希―病んでいるから、望みをもつ
友―知己には厚く、熱く
笑―苦しいからこそ、ユーモアを
識―本質を見通し、突く
独―俗を離れて、ひとりゆく
親―家族、故郷を思う
進―ひたむきに、道を
著者等紹介
復本一郎[フクモトイチロウ]
1943年愛媛県宇和島市生まれ。1972年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士)。専攻は近世・近代俳論史。静岡大学教授、神奈川大学教授を経て、神奈川大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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