出版社内容情報
文化の格闘、近代化への情熱と苦闘。
内容説明
清朝末から中華人民共和国建国までの世界的激動期、中国の知識人は儒教的世界観の更新に立ち会い、西洋の知と格闘した。社会進化論や立憲思想の衝撃はナショナリズムと革命思想に展開し、雑誌メディアには生命論から民族論まで様々な論争と漫画表現が花開く。貴重な資料と最新の研究から読み解く労作。
目次
1 清朝末期と初期グローバル化(前近代思想史の俯瞰;西洋文明との遭遇から洋務へ―教育・出版の整備;変法運動期の伝統の創造;清末立憲準備と民族/共和革命)
2 中華民国と新文化の潮流(「共和国」の成立―混沌から五四新文化運動へ;南京国民政府期の文化建設;抗日戦争期以降の文化と思想論戦)
3 中華人民共和国への展望
著者等紹介
坂元ひろ子[サカモトヒロコ]
1950年生まれ。現在、一橋大学名誉教授。専攻、近現代中国思想文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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