岩波新書 シリーズ日本中世史 4<br> 分裂から天下統一へ―シリーズ 日本中世史〈4〉

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岩波新書 シリーズ日本中世史 4
分裂から天下統一へ―シリーズ 日本中世史〈4〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 220,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004315827
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

出版社内容情報

大名どうしが争いあう「分裂」の時代から、天下統一へ。世界史的な文脈に立って、「日本」をとらえかえす!

内容説明

大名どうしの争いが続く「分裂」の時代は、信長、秀吉、家康ら「天下人」の登場とともに「統一」へと転じた。その流れのなかで生じた、銀の増産、鉄砲伝来、そして朝鮮侵略という「日本史上のエポック」は、どれも世界史的な文脈においてこそ、その本質をとらえうる。大きな枠組みから「日本」を問い直す、いま必読の一書。

目次

第1章 戦国―自立する地域(将軍家分裂と室町外交の終焉;戦国大名と分国法;琉球王国の盛衰;アイヌと和人)
第2章 銀と鉄砲とキリスト教(後期倭寇と西国大名;鉄砲伝来―「ヨーロッパ」の登場;キリスト教と南蛮貿易;石見銀山からみた世界史)
第3章 天下統一から世界制覇へ(織田信長の「天下」構想;豊臣秀吉の国内「征伐」戦争;「唐入り」への道)
第4章 十六世紀末の「大東亜戦争」(文禄の役開戦と三国国割構想;小西路線と加藤路線―日明講和交渉期;矮小化された征服戦争―慶長の役;倭城をめぐる交流と葛藤)
第5章 江戸開府と国際関係の再建(対明復交への執着と挫折;朱印船と唐人町・日本町;生産力の解放、人口の急増;「日本型華夷秩序」の創出)

著者等紹介

村井章介[ムライショウスケ]
1949年大阪市に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。同大学史料編纂所教授、大学院人文社会系研究科教授を経て、立正大学教授、東京大学名誉教授。専攻―日本中世史、東アジア交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

34
【中世32】岩波新書のシリーズ日本中世史全4巻の完結編。いずれも東大史料編纂所の教授(及び元教授)が執筆していていずれも史料の引用が多いのが特徴であるが、それぞれユニークだった(1巻と2巻はかなり前に読んだので要再読だが)。戦国時代を扱う本書は特に個性的だと思う。えっ、そうだったのという驚きが多かった(これは私の無知に過ぎないかも)。各地域に<国家>が分立(中近世ドイツの領邦国家となぞらえて「地域国家」とよぶ。「日本の中世、とくに末期は城で溢れかえっていた」)する流れが頂点に達したかに見えた瞬間に、↓2022/05/27

chanvesa

29
日本が本格的に海外と接触し、やがて鎖国という形で限定した接触になるまでの期間、秀吉の朝鮮出兵はあまりに自身の世界的なポジションに狂いがあった。小西行長の当時ある程度許されていたにせよ勝手な交渉の内容や、また対馬の宗家の書状改ざんの対応は、世界を目の当たりにした人間の苦肉の策であり、自身の生き延びるための術であったように思える。2017/05/03

coolflat

16
戦国時代から江戸時代前期(家康・秀忠)までの経済・外交史。68頁。辺境軍事勢力の代表選手が豊臣秀吉と清の太祖ヌルハチだ。彼らは軍事力を武器に「夷」に甘んじず、「華」を呑み込んで、自身が世界の中心になろうとした。その帰結が1644年の明清交代だ。種をまいたのは秀吉だったが、結果として生じた「華夷変態」に、江戸幕府は対応を迫られた。生産力の解放と権力集中を実現した幕府は貴金属の海外流出を断ち、基本的な産物の自給を実現する事で、限定された窓口を通じてのみ外の世界と関係を持つシステムを作り上げた。鎖国体制である。2017/10/24

浅香山三郎

13
対外関係史の大家らしく、日本とその「外側」との関係を軸に、国内の戦国大名領国と戦国法、銀山開発、築城技術、秀吉政権の性格など、行き届いた目配りの感じられる記述。「長い16世紀」といふ時代を舞台に「環日本海」や東南アジア迄を視野に入れた列島史であると言へる。さういふ視点だからこそ、秀吉の失敗とヌルハチの成功といふ比較も可能で、なるほどと思はされた。固有名詞は頭に入らないが、索引があるので、今後も何かと読み返したくなる。2016/08/30

fseigojp

12
応仁の乱から関ヶ原までの約150年は、山城の全盛期だった いまも数万跡が残っている!2020/04/16

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