岩波新書<br> 右傾化する日本政治

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岩波新書
右傾化する日本政治

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004315537
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

社会の座標軸が右へ右へと推し進められていくプロセスをたどり、「新右派転換」後の世界の本質を描く。

内容説明

日本は右傾化しているのか、それとも「普通の国」になろうとしているだけなのか。いったい、どちらなのか?―政治主導のもと、寄せては返す波のように時間をかけて、日本社会の座標軸は右へ右へと推し進められていった。そのプロセスを丹念にたどりつつ、新しい右派連合とその「勝利」に直面した私たちの現在を描き出す。

目次

自由化の果てに(現在を生んだ新右派転換;なぜ「反自由の政治」へ向かったのか)
第1章 五五年体制とは何だったのか―旧右派連合の政治(二つの歯車―開発主義と恩顧主義;革新勢力―「三分の一」の役割と限界;なぜ旧右派連合は破綻したのか)
第2章 冷戦の終わり―新右派転換へ(新自由主義の時代へ;自由化・多様化する日本政治;国家主義―新右派連合を支えるもう一つの柱)
第3章 「自由」と「民主」の危機―新右派連合の勝利(小泉政権―「政治の新自由主義化」の時代;安倍政権―そして「反自由の政治」が現出した;寡頭支配時代へ―立憲主義破壊の企て;日本政治は右傾化したのか)
オルタナティブは可能か(民主党の成功と挫折;「リベラル左派連合」再生の条件)

著者等紹介

中野晃一[ナカノコウイチ]
1970年生まれ。東京大学文学部哲学科および英国オックスフォード大学哲学・政治コース卒業、米国プリンストン大学で博士号(政治学)を取得。現在、上智大学国際教養学部教授。専門は比較政治学、日本政治、政治思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

22
マスコミとかでもてはやされる一つの見方が書かれています。書いていることはわかりやすいですが、何故そういう考えが成り立つのかの論理性は無いのがやや残念でした。2021/01/24

ヘビメタおやじ

22
安倍政権の強引さばかり目についていましたが、本書によってじわじわと右傾化してきたことを知らされ、いっそう恐ろしくなりました。新自由主義と国家主義が同時に進むのは、どちらも寡頭支配を目指すからなんですね。納得しました。そして、改憲に改めて反対の決意をしました。2017/08/10

coolflat

21
日本政治の右傾化は安倍の登場で突然始まったものではなく、そのプロセスは過去30年ほどの長いタイムスパンで展開してきた。著者はそれを支点が右にずれていく振り子に例えている。振り子が右に振れる時、支点も一緒に右に動き、やがて振り子は左に振れるが、前の周期の左端までには戻らず、もっと右の位置で留まる。中曽根→自民過半数割れ→小沢→自社さ→橋本→自民過半数割れ→小泉・安倍→民主党→安倍と、右派政権が失敗した後、左への限定的な揺り戻し、或いは小休止が来るが、次に右にふれた時、日本政治はより右傾化しているという具合だ2016/01/18

ゆう。

21
日本の政治の右傾化(新自由主義と国家主義)がどのようにして進んできたのか、歴史的に考察した本です。今の安倍晋三の政治を考察するうえでも参考になる書でした。また、右傾化に対抗する政治勢力が成熟しなかったことも述べられていました。著者は、今日の右傾化に対抗する政治勢力を見いだせないでいます。様々な市民運動には期待は寄せていますが、そうした運動と政治との関係が著者の中でも模索しているのかもしれません。そのため、少々展望が見いだせにくい本でもありました。でも、丹念に右傾化した政治を分析しており、勉強になりました。2015/08/20

Melon Matsuda

16
某書店民主主義フェアで外された本こそ今読む本。中野さんは喋りはわかるが本になると学者先生で難しい、一読で理解出来ない、何度も読む。世界、日本の政治の流れが書いてある。格差を認める新自由主義はない。問題は山のようにあるが、改憲が迫り自民党の草案が現憲法の真逆で、真っ先にやろうとしてる緊急事態要項さえ通れば憲法ないものなので次の選挙で自民党倒すと真剣に思う。マスコミが騒ぐべきだけど日本のジャーナリズム死んでるから。投票率の低さが民主主義と言えないので選挙に行く初歩から始めねば。歴史修正主義者は戦争したいんだ。2015/12/03

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