内容説明
「春休みに、友人と一緒にタイに行きました」「お1人ですか?」「僕、今日、財布を忘れて310円しか持ってないんだ」。簡単な日本語でも、英語にする時には落とし穴がいっぱい。でも大丈夫、少しの注意で、正確な、大人にふさわしい英語で表現することができます。ベストセラー『日本人の英語』に、待望の、すぐに役立つ「実践」篇登場。
目次
「の」の話―「AのB」
マイ問題―「私の~」
恋人は何人?―冠詞と数
「なう」あれこれ―「~している」「~します」
動詞ワンツーパンチ―「入社する」「~を探す」
ありえない話―「もし~なら」
「オンリー」ひとすじ?―「~だけ」
副詞の「立ち位置」―「ただ」「ほとんど」
接続詞、力くらべ―「~ので」「~から」「~て」
成り行きはNG―「そこで」「結果として」
脱・カタコト英語―「大人の」英語表現
日本語に負けない―「~と思う」「~など」
著者等紹介
ピーターセン,マーク[ピーターセン,マーク] [Petersen,Mark]
アメリカのウィスコンシン州出身。コロラド大学で英米文学、ワシントン大学大学院で近代日本文学を専攻。1980年フルブライト留学生として来日、東京工業大学にて「正宗白鳥」を研究。現在、明治大学政治経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
68
●「の」の連発問題【日本語例文】「先日の実験において、パナソニック社の携帯電話の性能の12.5%の向上を確認した」→【ありがちな誤訳】"an inprovement of 12.5% of the perfromance of the cell phone of Pernasonic"→【おすすめの英訳】"an inprovement of 12.5% in the Pernasonic cell phone's perfromance " 2013/10/23
gonta19
37
2013/4/27 Amazonより届く。 2013/6/19〜6/27 日本人の英語シリーズとしては第3弾、岩波新書としては4冊目。実践、と銘打っているだけあって、英語を書く際に悩んでしまうところを明解に解説してくれている。全章、参考になったが、特に、andの使い方については長年モヤモヤしていたことが解消できた。といっても、いざ書こうとすると、悩んでしまうのだが。このシリーズは定期的に読み直した方が良いな。 しかし、最初の「日本人の英語」から25年か。自分の英語は果たして進歩したのだろうか?2013/06/27
hundredpink
36
びっくり,Only oneは和製英語だった。マーク・ピータセン氏とデイビット・セイン氏の共著本を出してほしい。2015/11/28
Kano Ts
23
ためになっていいっすね。一回じゃ身にはついていないと思うが日本人が陥りがちな不自然な英語の理由。ネイティブの英語となんか違うと思う理由が明確に気がつける。これだけで英語が分かるとかは流石にないけど気付きをもらえるいい本です。2023/01/06
エディン
20
「~の」英訳の仕方、冠詞、副詞の位置、動詞の選び方、などピーターセン氏の生徒が実際陥りやすい間違いを具体的に挙げているので、とても分かりやすくためになる。図書館で借りた本なので、返す前にメモをとっておきたいと思う。ただ意味の通じる英語から、大人の英語表現を書いていくことが強調されている。外国人が使った日本語を聞いたときに、意味は分かるけどちょっとね、と思うことがあるが、たぶん日本人の英語にも稚拙な表現があるのだと思う。英語が非常に論理的な言語であることも読んでいて感じた。2014/08/01