岩波新書<br> 中国の市民社会―動き出す草の根NGO

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岩波新書
中国の市民社会―動き出す草の根NGO

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004313946
  • NDC分類 335.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

深刻な環境破壊,都市と農村の格差が報じられる中国.90年代後半以降,その中国で非政府組織が着実に力を伸ばしてきた.出稼ぎ労働者の支援,農村女性の就労,環境調査と汚染追跡.さらに住民参加のコミュニティ支援や,若手起業家とソーシャル・イノベーションへの投資まで.したたかでしなやかな彼らの市民力を知る.

内容説明

中国社会の問題に向き合う、草の根の非政府組織が力を伸ばしている。出稼ぎ農民工の支援、農村女性の教育と就労、環境調査と汚染追跡、住民参加のコミュニティ支援まで、知識人世代から若手起業家世代へと展開してきたその市民力に、国家も一目置かざるを得ない。地道な日中交流を積む社会学者が、そのビジョンと知性、実践力を紹介する。

目次

第1章 中国社会に「NGO人」登場(中国に「市民社会」はあるのか?;草の根の英雄―初代NGOのカリスマ・リーダーたち;個性と専門性の追求―第二世代NGO、雨後の筍の如く;社会起業家とIT新世代たち―市民社会新世代?;民間組織から社会組織と公益組織へ)
第2章 草の根NGOの戦略(メディア・キャンペーンと政策提言の試み―NGOの連携作戦;専門性で行政の独占領域に切り込む―社区参与行動;成功モデルを創出する―北京緑十字;集合的アイデンティティの強化―北京工友之家;情報翻訳戦略で大衆を「公衆」へ―公衆環境研究センター)
第3章 ソーシャル・ビジネスの可能性と隘路(市民社会のニューコンセプト―ソーシャル・ビジネス;ビジネスの視点で成功をつかむ―北京富平学校;ソーシャル・ビジネスの土壌づくり―上海NPI;公益投資ブームの陰で―上海グラスルーツ・コミュニティ)
第4章 市民社会の底力(中国のNGO人の闘い方;しなやかで、したたかな市民社会へ)
おわりに 個人として、そしてNGO人同士で

著者等紹介

李妍〓[リヤンヤン]
1971年中国・長春生まれ。1993年吉林大学外国語学部日本語学科卒、東北大学大学院文学研究科人間科学専攻博士課程修了。専攻、社会学、NPO研究。現在、駒澤大学文学部社会学科准教授、日中市民社会ネットワーク(CSネット)代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

15
国家体制にかかわらず、市民社会は可能である(3頁)という指摘は新鮮味がある。M.ウォルツァーの「市民社会とは非強制的な人間の共同社会の空間(association)、及びその空間を満たす関係的ネットワーク」(5頁)。市民社会には3つの歯車がある。参加する権利、仕組み、そして参加の文化(7頁)。排除から包摂へ。社区はコミュニティ(33頁)。治理はガバナンス(45頁)。中国式コミュニティづくりが問われる(79頁)。大衆の日常から解離(乖離)したNGOは活力を失う(116頁)、とのそもそも論を説かれるのは納得。2014/01/20

敬介

2
中国のNGOについて俯瞰した一般読者(?)向けの本を初めて読みました。著者は、日中間で一般人同士がもっと交流しようよというメッセージも発信していますよね。2013/02/02

りょうのすけ

1
中国に市民社会があるのはご存知ですか?昨今の日本と中国の間の対立はし烈さを極める現代だからこそ、この本を手に取ってもらいたい。我々日本人は中国を知ったかぶりしているだけであり、いかに本来の中国の姿を知ろうとしなかったかを思い知らされる。我々がまず先に学ぶべきはヨーロッパではなく隣国の中国ではなかろうか。2014/08/22

jupiter68

1
共産党社会において市民社会などありえるのか、というのが最初のイメージ。活動するにしてもすぐに当局にいちゃもんをつけられて解散していまうのではないかと思いきや、読んでいると日本の動きよりすごいのではないかということを思う。現在のネットの発達などが後押ししているんだろう。勉強になった。2013/08/15

日本優子

1
難しかった2013/04/29

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