出版社内容情報
80年代にアメリカへ移住し市民権をとった著者は,「何故アメリカ人になったのだ?」と問われ,はたと考える.自分はどのアメリカに連なるのか? 最後のインディアン「イシ」やマイルス・デイヴィス,ビートニクほか,〈複数文化〉の国アメリカで「非アメリカ人」として生きた人びとのポートレートを通じて,国と文化のあり方を問い返す一冊.
内容説明
八〇年代にアメリカへ移住し市民権をとった著者は、「何故アメリカ人になったのだ?」と問われ、その意味を考える。自分はどのアメリカに連なるのか?最後のインディアン「イシ」やマイルス・デイヴィス、ユダヤ人の友人たち―“複数文化”の国で「非アメリカ人」として生きた人びとのポートレートから、国と文化のあり方を問い返す。
目次
序章 オバマ時代の「アメリカ人」
第1章 最後のインディアンが見たアメリカ―アメリカの生住者
第2章 ハンクとジャックはスペインに行く―アメリカの戦争
第3章 マイルスはジャズを演奏しない―アメリカの音楽
第4章 ビートたちのブッダと鈴木老師―アメリカの宗教
第5章 ハムサンドを食べるユダヤ人―アメリカの民族
終章 ナショナリズムから離れて
著者等紹介
室謙二[ムロケンジ]
1946年東京生まれ。大学在籍中からベ平連(「ベトナムに平和を!市民連合」)に参加。フリーランスの書き手として活躍、雑誌『思想の科学』編集代表などを務めたあと、80年代後半からアメリカに住み、市民権を取得。旅行記、政治論、文学批評、伝記等のほか、コンピューター、出版、音楽、料理など幅広いテーマを論じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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