内容説明
わが国の現代会計においては、国際会計基準とのコンバージェンス(収斂)を目指してさまざまな新たな会計基準が公表されている。そのなかには、これまでの伝統的な会計処理や基礎にある会計思考に大きな変更を迫るものも多い。しかし、同時にまた伝統的会計の側面も多く残されていることも確かである。不易と流行という考え方がある。理論というものは不易を重視することはもちろん重要である。しかし実践科学である会計学は、流行もまたその視野におさめなければならない。本書は、目まぐるしく変わる現代会計の諸相について、その基礎から応用を含めて平易かつ具体的に説明しようとするものである。
目次
会計の基礎
簿記会計の基本構造
損益計算書の基本構造
収益・費用の会計
貸借対照表の基本構造
資産の会計
負債・純資産の会計
財務諸表の基本原則
財務諸表の作成
連結財務諸表の基礎〔ほか〕
著者等紹介
郡司健[グンジタケシ]
大阪学院大学大学院商学研究科・経営学部教授。経営学博士(県立神戸商科大学)。公認会計士試験委員(2006年12月~2010年2月)。日本会計研究学会太田・黒沢賞(2001年)。日本経営分析学会功績賞(2017年)。主要著書に『連結会計制度論―ドイツ連結会計報告の国際化対応』中央経済社(2000年)(平成13年度日本会計研究学会太田・黒沢賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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