岩波新書<br> 日本語雑記帳

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岩波新書
日本語雑記帳

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784004313519
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0281

出版社内容情報

父親の呼称が、おとっつぁんからおとうさんへ変ったのはいつごろか? 明治三六年、最初の国定教科書が「おとうさん」を採用したのが、そのきっかけだった。しあさって・やのあさって等地域によって意味が異なる言葉、多彩な方言、遷り変る敬語、名称の由来、昭和の言葉など、さまざまな話題を取り上げるヨモヤマ話集。

内容説明

父親の呼称が、おとっつぁんからおとうさんへ変わったのはいつごろか?明治三七年、最初の国定教科書が「おとうさん」を採用したのが、そのきっかけだった。しあさって・やのあさって等、地域によって意味が異なる言葉、多彩な方言、遷り変わる敬語、呼びかけの言葉、昭和の言葉など、さまざまな話題を取り上げる日本語ヨモヤマ話集。

目次

1 メディアのことば
2 外行語・外来語
3 呼びかけのコトバ
4 多彩な方言
5 所変われば、コトバも変わる
6 漢字・漢語の世界
7 昭和のことば
8 ことばは時代とともに
9 日本語は、いま

著者等紹介

田中章夫[タナカアキオ]
1922年東京赤坂に生まれ、麻布に育つ。1959年東京教育大学(現・筑波大学)大学院博士課程中退。香川大学教官・国立国語研究所言語計量第一研究室長・大阪外国語大学教授・学習院大学教授・東呉大学(台北)客座教授を歴任、定年退職。モナシュ大学(オーストラリア)・カイロ大学(エジプト)・ネール大学(インド)・オーストラリア国立大学・上海外国語大学・北京/大連日語培訓部に出講。専攻は近代日本語学、日本語語彙論・位相論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

88
今の日本語に関する幅広なエッセイです。確かに昔に比べると言葉の使い方が本来の使い方とは離れてきたり、異なるような意味合いの使い方になっているような気がします。私のような年寄りにとっては若干使い方がおかしいと思うような時でも若い人は普通に使っているような場面が多いと感じます。そのような日本語について1項目数ページで楽しく説明してくれています。言葉に関する知識が増えるような気がします。2015/10/10

マッキー

2
日頃我々が使っている何気ない言葉がいかにして生まれたのかや、最近よく使われるようになった若者言葉についてなどエッセイ的な言葉遣いでつづっている。章がたくさんあるし、1章当たり数ページなので気軽に読める。2014/06/25

中村明裕

2
( #田中章夫2012 )日本語についての軽妙洒脱な随筆集。気楽な感じに読めるけれども、示唆的な話も多い。2013/08/21

ハイサイ

2
まさに日本語雑記帳。方言論、言葉の変遷、外来語など、自分の興味のある文章から読んでみると良いと思う。@の表し方が国によって違うのは興味深かった。台湾では「小老鼠」イタリアでは「かたつむり」、アラブ圏では「耳」デンマークでは「象の鼻」などなど。一つの標記でその国の人々の感性を知ることができる気がしてくる。また、子供の頃、「全然」を肯定的に使うと親に怒られたものだが、漱石も使っていたとは新鮮だった。2012/04/22

本命@ふまにたす

1
日本語をめぐる様々な話題について綴られたエッセイ。雑記帳という名前らしく、方言、外来語、発音など様々な観点の話題が取り上げられており、飽きずに読める。2022/04/03

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