実験心理学が見つけた超効率的勉強法―復習はすぐやるな！思い込みで点数アップ！

竹内 龍人【著】

誠文堂新光社（2014/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 199p／高さ 19cm
• 商品コード 9784416614785
• NDC分類 375
• Cコード C0037

出版社内容情報

アドバイス全てが実験済み！　すぐに結果を出したい人向けの勉強術。「復習はその日のうちは間違い」など目からウロコの事実が満載。

復習はその日のうちには間違いだった!?
科学のチカラで発見した超効率的な勉強のノウハウが満載
回り道したくない！　もう時間がない！すべての受験生必見

「入試まで半年しかない」
「これ以上浪人できない」
「来期までに資格を取得しなければならない」
こんな状況でテストに向かうすべての受験生を救う、科学的な勉強法がついに登場！カギは実験心理学です。

テストの結果に直結する学習や記憶の不思議について、実験心理学の分野ではさまざまな研究が行われています。「テストの点数と何が関係しているか」を、動物ではなく、すべて人間で実験している学問なので、発表される研究成果はすぐに役立つ実用的なヒントばかり。本書は、最近の研究知見が導き出した効率的な方法だけを厳選し、科学の力で裏付けされた「超効率的な勉強術」としてまとめました。
「テクニック編」では復習のタイミングや、学習する順番など、誰もが知りたい具体的な勉強テクニックを紹介。「メンタル編」では、テスト本番を迎えるに欠かせないメンタルコントロールの極意が満載です。本当に時間がない人は、まとめのアドヴァイスとマンガを読むだけでもOK。

「復習はその日のうちは間違いだった」「時間がないから予習は不要」「思い込みでテストの点数がアップする」など、目からうろこの衝撃的な事実は、すべての受験生に効く特効薬になるはずです！！

はじめに
＜テクニック編＞勉強はただやりすぎてもいけない？／学習する順番が大事！／最強の復習方法はこれだ！／時間がないなら予習はするな／暗記カードはこう使え！／睡眠パワーで「あっ！ひらめいた!!」／数学と記憶力の深～い関係／実はスゴい!? テストの効果／答え合わせで成績アップ／色のパワーを味方にしよう　＜メンタル編＞脳のやる気スイッチ発見！／成績アップに一番効くこと／先延ばしに打ち勝つには／自分をコントロールする力とは？／プレッシャーに勝つ！／緊張はこわくない！／思い込みとテストの不思議な関係／ライバルはこう使え！／テストの点数とやる気の関係／自分をコントロールする力とは？
おわりに

【著者紹介】
日本女子大学人間社会学部心理学科教授。NTTコミュニケーション科学基礎研究所客員研究員。弊社ほかだまし絵本、錯視本でおなじみの実験心理学者。2011年4月号から『子供の科学』誌上で連載している「超カガク的勉強法」は本誌でも1.2を争う人気企画。本書はこの連載に加筆して再編集したものです。

内容説明

アドバイスはすべて学生で実験済み。すぐに結果を出したい人に実験で裏付けされた超効率的な勉強法をお届けします。「テクニック編」では復習のタイミングや学習する順番など、誰もが知りたい具体的な勉強テクニックを紹介。「メンタル編」では、本番を迎えるために欠かせないメンタルコントロールの極意が満載です。

目次

１　テクニック編（復習の技術；テストの技術；ひらめきの技術）
２　メンタル編（ネガティブな気持ちをコントロールする；ポジティブな気持ちを利用する；成績アップに一番効く心の強さを育てる）

著者等紹介

竹内龍人［タケウチタツト］
日本女子大学人間社会学部心理学科教授。博士（心理学）。１９６４年生まれ。京都大学文学部心理学専攻卒業。東京大学大学院、カリフォルニア大学バークレー校心理学部、日本電信電話株式会社（コミュニケーション科学基礎研究所）を経て現職。知覚・認知心理学の研究に取り組む（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[anco]

集中学習の効果は3週間。分散学習。小テストは効果が長い、思い出すだけでもOK。答え合わせは遅らせてOK。系列位置効果、順番を変える、苦手項目は最初か最後に。プレッシャーで頭が真っ白になるのは、脳のワーキングメモリーが低下するから。不安を書き出すことで回復。ライバル効果は錯覚、多いと考えるだけで頭が鈍る。先延ばしは有効なことも、ただストレスをためるので課題は激選。適度な緊張はワーキングメモリーには良い。思い込み効果、良いものも悪いものも影響する。成績にはIQより自制心。意識してクールな特徴に注意を向ける。

2016/01/16

[にらさき]

成績○:①分散学習:時間を空けて勉強②想起:復習は思い出すだけで○③テスト:実質想起と同じだけど、行った方が平均1割伸びる。答え合わせも分散学習すればより○。成績×①集中学習:短期間での勉強②系列位置効果:いつも同じ順番で解くと真ん中部分を忘れる→交互学習すべき

2018/04/21

[西嶋]

客観的に効果が証明された勉強法を具体的に紹介した、役に立つ一冊。「過度な緊張は文字に書き起こすと落ち着く」というのは勉強以外の場面にも役に立つ。

2017/05/10

[かめぴ]

実験心理学単位取得後の、読了。わかり易い。やろうと思う。が・・なかなかねぇ。やはり自尊心を鍛えるべきか。にしても、復習はその日のうちにが間違いだったなんて。。

2014/04/30

[もも]

著者をPodcastのThe Lifestyle MUSEUMど知り、その優しい語り口と内容に惹かれ拝読。イラストやレイアウトから子供向けかと思いきや、その実かなり実用的な本。闇雲に勉強していた受験生時代、学習時間を充分にとっていたことで満足感はあったが結果に結びつかなかったのはコレだったのかと納得。もう一度読み返して、メモなりして常に念頭に置きたいことが沢山書いてあった。

2017/11/28