岩波新書 シリーズ中国近現代史 6<br> 中国の近現代史をどう見るか―シリーズ中国近現代史〈6〉

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岩波新書 シリーズ中国近現代史 6
中国の近現代史をどう見るか―シリーズ中国近現代史〈6〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312543
  • NDC分類 222.07
  • Cコード C0222

出版社内容情報

中国はどう変わり、どう変わろうとしてきたのか。「二〇〇年中国」という独自の視角から、歴史的ダイナミズムの源泉をさぐる。

内容説明

中国の近現代史をどう見るか。この問いに答えるには、欧米を中心に展開するグローバルな世界史の変容過程をも視野に入れることが必要だ。強い軍事的、政治的、経済的な圧力の下、中国はどう変わろうとしてきたのか。清末の嘉慶帝から習近平まで、「二〇〇年中国」という独自の視点で歴史的ダイナミズムの源泉をさぐる。

目次

第1章 「二〇〇年中国」政治のやまなみ縦走(グローバル・ヒストリーとしての「二〇〇年中国」政治;「二〇〇年中国」に埋め込まれた近代ネイション・ステイトの論理と現実;二〇世紀中国における「ネイション・ステイト」の五段階)
第2章 積層する政治文化と社会的中間層の蓄積(「伝統層」と「現代層」の複合的一体性;一九八〇年代政治文化の新たな埋め込み;社会的「中間層」形成の政治的意味)
第3章 政治的委任=代表関係の制度化類型(政治的代表意識の三類型と中国政治;中華民国「総統・議会制」の正統性形成とその矛盾;中華民国国民政府「党国・訓政体制」と憲政)
第4章 後発型ネイション・ステイトに見る政治と経済の相互依存性(国家主導型経済と資本主義の三層構造;中華民国国民政府の戦時体制と経済的帰結;「社会主義ネイション・ステイト」の政治的・経済的自立への曲折)
終章 二〇〇年をくぐりぬけた中国政治社会(「二〇〇年中国」に埋め込まれた政治的重層性と国際システム;「党国体制」内の政治的変容;より柔軟な日中相互理解のためのプラットフォーム形成に向けて;現代中国理解の断代史的視角)

著者等紹介

西村成雄[ニシムラシゲオ]
1944年生まれ。1966年大阪外国語大学外国語学部卒業。1969年東京都立大学大学院修士課程修了。法学博士(立命館大学)。大阪外国語大学、大阪大学、放送大学をへて、現在、放送大学客員教授・大阪大学名誉教授。2014年社会医療法人慈恵会「北湯沢温泉いやしの郷」(伊達市)施設長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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coolflat

12
中国の党・国家指導体制の歴史的位置。第一世代は、1949年以降の毛沢東及び華国鋒で、「国家主義的に全面的な計画経済を実施し、市場メカニズムや私営経済とその社会的参与を排除してきた」ことにその特徴があった。第二世代は、1978年以降の鄧小平と胡耀邦、趙紫陽、江沢民で、「計画経済体制を改革し市場メカニズムを導入し、従来の国家による独占を打破し、私営経済の参与を組み込み、対外的封鎖を打破し外貨を導入し、同時に社会に対し限定的ではあるがその空間の存在と、基層社会の区民による選挙を許容した」。2017/10/12

さとうしん

7
これまでのシリーズとはかなり毛色が異なり、本シリーズで扱った清朝嘉慶年間から21世紀初頭までの約200年間をグローバル・ヒストリー的な観点から見ていくという趣向になっている。実質的な分裂時代とされる軍閥抗争期も、中華民国の政治的正統性を公然と否定する勢力は存在しなかったと「建前」の部分を重視したり、国連の常任理事国五ヵ国はいずれも帝国的性格を持っており、中国もそのひとつにすぎないといった指摘が新鮮。2017/07/04

まえぞう

4
シリーズ最終巻がようやくでました。最後のまとめなので包括的な記述になるのは致し方ないですが、いわゆる通史とは異なり概念的な話が多くてついていくのが大変でした。2017/07/16

乱読家 護る会支持!

3
やたら専門用語と意味がわからない概念言葉ばかりで、いったいぜんたい著者が何を言いたいのかさっぱりわからない。 まあ、左巻きの岩波新書なんで、中国について批判しない何かの本を出版することに意義があるのでしょう。。。2017/11/20

Taq Asaq

2
 「シリーズ中国近現代史」最終巻は、清朝から現代までの200年を縦走して、中国の国際的位置づけや、政治経済体制の変遷を、マクロな視点でモデル化して整理した内容。はっきり言って、200年の流れが頭に入っていないと、全くついて来られない(著者の持って回った物言いが難解さに輪をかけている)。けれど、そこが分かっていると、かなり面白く、中国史の地層を解析する視野が開ける。大学の一般教養よりも少し難しいくらいだが、昨今の偏狭な中国脅威論から見ると、「まじめな」歴史学の面白さが胸に迫る。やっぱり中国は、目が離せない。2018/04/07

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