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岩波新書
法隆寺を歩く

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312222
  • NDC分類 702.17
  • Cコード C0221

出版社内容情報

訪れるたびに惹かれゆく古刹、法隆寺。世界最古の木造建築というのみならず、そのゆかしい建造物や美術品は、見る人びとの胸に敬虔な思いを呼び起こす。世界の古代美術をひろく見てきた著者とともに境内をめぐる、格好の案内。

内容説明

訪れるたびに惹かれゆく古刹、法隆寺。現存する世界最古の木造建築を擁するというのみならず、そのゆかしい建造物や彫刻・絵画は、今なお見る人びとの胸に敬虔な想いを呼び起こす。法隆寺を、そして世界中の古代美術の遺跡を長年にわたり訪れてきた著者の案内のもと、閉ざされた聖域、隠された史実をもたどりながら、境内をめぐり歩く。

目次

はしがき―法隆寺に魅せられて
序章 在りし日の法隆寺の南大門跡に立って―厩戸皇子の生涯を偲ぶ
第1章 消された聖徳太子創建の鵤寺
第2章 華麗なる玉虫厨子
第3章 西院伽藍を巡る
第4章 東院伽藍に佇む
おわりに―中門の前に立って

著者等紹介

上原和[ウエハラカズ]
1924年台湾台中市生まれ。1948年九州大学法文学部哲学科美学美術史専攻卒業。現在、成城大学名誉教授。専攻は美学・美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

95
中学時代から和辻哲郎の「古寺巡礼」に魅せられていた私は、一人で法隆寺などを巡り歩いていました。何年かごとに法隆寺に行くのですが、もう最近からは5~6年たってしまいました。この本はその法隆寺について余すことなく詳細に語られています。観光ガイドブックよりもこのような本1冊を持って1日法隆寺見学するのもいいと思います。昔は夢殿観音(救世観音)は秘仏で公開はあまりされていませんでしたが今はいつでも見れるようです。玉虫厨子や百済観音もいいと思います。まさに日本の宝です。私の言いたいことがここには書かれています。2015/08/18

umeko

15
専門的な箇所もあり、読み応えがあった。ただ、著者の溢れんばかりの法隆寺愛故に「!?」な部分も。とりあえず暖かくなったら、法隆寺へ行こう♪2016/02/03

moonanddai

6
恐れ多いことに上原先生に法隆寺のみならず、山背大兄王ほか上宮一族が葬られているという北岡までご案内いただいたことになります。筆者が「法隆寺研究の集大成」と言われるように大変勉強になりました。いつになるかは分かりませんが、斑鳩へ行くときはもっていかなければなりませんね。太子に関しては、基本的には「斑鳩の白い…」のままですが、605年以降、つまり(いわゆる)17条憲法などの政治改革を行ってからは、政治からは離れ、鵤宮で仏教三昧の生活に入ったようです。ある意味そのことが一族の運命を決めたということでしょうか。2021/11/09

Humbaba

3
法隆寺は世界最古の木造建築物である。しかし、法隆寺の誇るべきことはそれだけではなくて聖徳太子を追善するために、多くの人々の寄進によって金堂が創建されたことなのかもしれない。2010/03/04

ラララ♪

1
敦煌の遺跡が法隆寺の壁画や仏像などの美術品に影響を与えたという著者の解説がシルクロードに憧れていたかつての自分の情熱を思い起こさせてくれました。また著者の法隆寺に対する愛情が端々から伝わってきました。2010/05/30

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