岩波新書
ぼくらの言葉塾

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312154
  • NDC分類 911.04
  • Cコード C0295

内容説明

「言葉って、すごいなあ」。本当に強い言葉は、人のいちばん奥底にまで届く。この本は、そんな心に響く言葉たちを、詩から、歌から、俳句から集め、言葉の味わい方・楽しみ方を指南します。詩が好きな人、詩をつくる人、詩を朗読する人はとくに必読!言葉の回路全開のねじめ先生が、パワフルに過激にスリリングに語ります。

目次

1時間目 発見!自分の言葉
2時間目 言葉の関節を外す
3時間目 こわして作る―カゲキな言葉
4時間目 声で遊ぶ―朗読
5時間目 詩の秘密
6時間目 子どもの秘密

著者等紹介

ねじめ正一[ネジメショウイチ]
1948年、東京生まれ。詩人、作家。1981年、詩集『ふ』でH氏賞を受賞。1989年、小説『高円寺純情商店街』で直木賞を受賞。東京・阿佐谷にて「ねじめ民芸店」を営む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

12
他著にあまり見られない、節のタイトルがゴシック太字ではなく、明朝体で大きな文字となっている。「自分の言葉を生み出すというのなたやすいことではありません」(15頁)。確かにこの感想欄も引用ばかりのときもある。石垣りん氏の「生活詩」というのはちょっといいな、と思う(27頁)。ブルーハーツの、甲本ヒロト氏の「ドブネズミみたいに美しくなりたい」(64頁)は、矛盾した表現。しかし、偽善を暴く表現としてはなかなか優れた言い回しだな。今では、「東電(原子力)みたいに美しく(クリーンエネルギーに)なりたい」なんて言えぬ。2013/07/30

邪馬台国

9
何だか、ねじめさんの短編集を読み終えたような気持ちになった一冊。思うがまま好きな詩人や詩、果てには絵本作家を紹介して語っているのですが、どの方も小手先がうまいのではなく表現と遊んでいるプロ、といった感じ。ねじめさんの素直な文章も、簡単に書けそうで書けないよなと思ったり。2017/05/18

ペペロニ

8
ねじめ正一が言葉の楽しみ方や遊び方を色々な詩や絵本等から例を引用して紹介。「甲本ヒロトはたんに言葉に力があるのではなく、言葉の基礎体力があるヤツ、言葉の遠投力があるヤツなのです」2018/08/05

Natsuko

7
図書館本、斜め読み。 本の感想もそうだが、自分の想い・考えを納得いく言葉で表現する難しさを日々感じているからかタイトルに目に留まったのだろう。 人は誰でも自分だけの言葉の体験をもっている。それはたとえば、自分や家族の口癖だったり、夢中て見たテレビ番組だったり。その体験は自分の言葉を見つける時にとても大切。 自分の感想を読み返してみると、いいたいことを伝えられておらずもどかしい。 これから拙くとも自分の言葉で表現したいものだ2018/08/18

蛸墨雄

5
ねじめさんの詩を読んでみたくなった、という感想。言葉に関してこだわりを持つということの大切さを再認識した。意味的なことだけではなくて、響きとかリズムとかその部分がとても愛おしくなってきた。最後の章に、ねじめさんが俳句も始められている件があり体操興味を持ったのと、地元富山県の高岡市の山町ポエム大賞という詩のコンクールで審査員をされていることなど親近感ワキワキである。2018/01/20

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