岩波新書
オバマは何を変えるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 218,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312109
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0231

内容説明

チェンジがアメリカに到来した―当選直後の勝利演説で、こう語ったバラク・オバマ。彼は、直面する数々の危機や困難をどう認識し、どのように対処しようとしているのか。そのことによって、アメリカの政治・経済・社会・外交をいかなる方向へ導こうとしているのか。政権発足からの軌跡をたどり、「変革」の意味と可能性を考える。

目次

第1章 動き出したオバマの変革(就任式のメッセージ;政権最初の一週間;ホワイトハウスへの道;政権への準備)
第2章 経済危機から変革へ(景気対策法の早期成立;予算案とその賛否;大統領の政策志向と経済チーム;金融危機への対応;オバマの新たな思考)
第3章 世界との関係を変える(世界に向けた変化のメッセージ;安全保障と人権の相剋;外交の復権と活発化;中東の諸課題はの対処;国防戦略の革新;核政策への挑戦)
第4章 アメリカ社会を変える二つの政策―医療保険改革と環境エネルギー立法(アメリカの医療保険体制;オバマの医療保険改革;立法化をめざす攻防;オバマの環境エネルギーの課題;環境エネルギー立法の過程;大統領の妥協)
第5章 民主主義の再生をめざして(政治のあり方を変える;文化や人種の対立は克服できたのか;法の支配と大統領リーダーシップ;国民とのコミュニケーション)

著者等紹介

砂田一郎[スナダイチロウ]
1937年神戸生まれ。1960年早稲田大学政治経済学部卒業。毎日新聞社を経て1973年カリフォルニア大学(バークレイ)政治大学院修了。東海大学教授、学習院大学教授を歴任。専攻はアメリカ政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

237
オバマ大統領が就任した後、1年間を追った一冊。ヒラリークリントンはオバマにもトランプにも負けたって言うのがよっぽど強いアンチが多いんだな。なんにしてもこのオバマ政権までに積りに積もった白人票が全部トランプ大統領誕生に繋がったし、当初泡沫候補程度だった人物の誕生まで繋がると思うと面白い。2020/04/26

sk

5
医療保険改革、環境エネルギー政策など、オバマがどのようにアメリカを変えるために行動していったかについて書かれた本。2009年当時の本なので今としては不十分だが、それでもだいぶ参考になるのではないか。2016/10/05

kaizen@名古屋de朝活読書会

3
Changeという掛け声で登場したオバマ。 本書を読んでも、なおかつ、なにを変えたいのかよくわからない。 黒人が大統領になったということだけで、かなりすでに変わっているのかもしれない。2012/02/06

壱萬参仟縁

2
Yes,we can. で有名になったが、何ができるのか、目的語が問題になる。何をchangeするのか? も同時に問われているのだ。手法として注目できるのは、タウンホール・ミーティング(195ページ~)。ちょうど、田中康夫元長野県知事が車座集会を開いたような感じを受ける。市民に直接、リーダーが声を聞くというのは重要なことである。ダイレクトに共感を得られれば効果があるというものだろう。消費主義文化を変えれば、原発依存、浪エネも改善しようが、断捨離的消費で市民も変わる。沖縄の安全保障もしっかり考えてほしい。2012/07/29

くらぴい

1
オバマ前大統領は、就任時に将来を期待され、早々とノーベル平和賞を受賞した。最終的には変えようといったが変わらなかったと言われてます。国による優しい対応は特徴的でした。2010/03/02

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