岩波新書<br> 続 日本の地名―動物地名をたずねて

岩波新書
続 日本の地名―動物地名をたずねて

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004305590
  • NDC分類 291.034
  • Cコード C0221

出版社内容情報

地名はいつも私たちに不思議な興趣を呼び起こす.とりわけ狼森,犬卒塔婆,狐塚,鯰,鰐浦,磯鶏,猫魔ケ岳といった動物地名が鮮やかな記憶を焼き付けるのは,何よりもこれらの地名が古くからの伝承や信仰,人々の暮らしと深く結び付いていて,心の奥底の思いをかきたてるからに違いない.アイヌ地名から南島地名まで日本全国のさまざまな動物地名をたずねての旅.

内容説明

地名はいつも私たちに不思議な興趣を呼び起こす。とりわけ狼森、犬卒塔婆、狐塚、磯鶏、猫魔ヶ岳といった動物地名が鮮やかな記憶を焼き付けるのは、これらの地名が古くからの伝承や信仰、人々の暮らしと深く結び付いていて心の奥底の思いをかきたてるからに違いない。アイヌ地名から南島地名まで日本全国のさまざまな動物地名を訪ねての旅。

目次

第1章 海彼の来訪者
第2章 先祖としての動物
第3章 冥界の案内者
第4章 畏きもの
第5章 ヨモノ
第6章 人の暮らしとともに
第7章 狩の幸
第8章 翼あるもの
第9章 河海の生き物

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

お萩

7
動物がもつ神性、尊ばれるものもあれば畏れられるものもあり。鶏が死者の国に属する鳥というのが意外で面白かった。(私の中では鶏=頭の悪いイメージがものすごくあることも判明)夢野の鹿の話が人間的ながらもどこか幻想的で、残酷で、秋の夜に読むに相応しい。それから猫と野良犬の地名。楽しそうでいっそ羨ましい。それにしても、知ってる地名が出てきた時のテンションの上がり様と言ったら...!2015/09/14

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺

5
1998年刊。今回は動物の名前がついた地名限定。やはり地名は面白い。それを遡ると奈良時代の文献にまでつながるのだから。はじめにの時点で日本(と言うかもっと広範)にある動物信仰への言及があり、人類至上主義とは全く異質の価値観だと分かる。 第1章:海彼の来訪者。 鯨・鮫・鰹・鮭の異称が恵比寿。彼らは異界からやって来た神で、海の幸をもたらすとされた。鯨の親子の習性は興味深く、それを利用するだけに供養する気持ちも強かったとは、余所者にとやかく言われる筋合いのない日本の文化だ。→2025/02/11

ken

3
前作に引き続きやはり、微に入り細を穿つの趣き。筆者の「地名の由来を突き止めたるぞ」という執念に近い情熱が筆の端々から感じられる。そして、地名の根底には日本人の世界観、宗教観があるのだと言うことは分かる。が、やはりついていけず。今回は「動植物」に由来する地名、と言うことでトピックを絞っている。本書を読んではっきりと理解した。自分はそもそも全国の地名に疎いのであり、たとえば「柏崎市の鯨涙は、鯨に縁あるのだ」と言われたところで「ほーん」くらいの感想しか持てないわけで、本書が刺さらないのは、この知見の狭さのせい。2026/05/26

takao

3
ふむ2020/07/28

rincororin09

2
小さな地名一つに膨大な歴史であったり人々の暮らしとか願いとか…そんなようなものが詰まっている。「そうだったのか!」と何度手を打ったことか。住居表示法が戦後最大の暴挙というべき地名改悪をもたらした…というあとがきのコメントに快哉を贈りたい。 北海道にアイヌ語に漢字を充てた地名が多いのは当然のこととして、本州にもたくさんあって、さらにそれが古来からの暮らしとか歴史とかと深く関わっている…というあたりはもっと我々がちゃんと知っておかないといけないことのような気がする。2021/05/14

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