岩波新書<br> インドネシア―多民族国家の模索

岩波新書
インドネシア―多民族国家の模索

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 214,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004302964
  • NDC分類 302.24
  • Cコード C0225

出版社内容情報

二億に近い人口,二百を越えると言われる民族,世界最多のイスラム教徒.経済発展をとげてきたこの国も,四半世紀に及ぶスハルト体制が転機を迎えると共に,民族・宗教意識が高まり,様々な声があがり始めている.現地で暮らした著者が,インドネシアの多様な表情を,日本との深い結びつきや魅力的な文化の紹介を交えて生きいきと描く.

内容説明

二億に近い人口、二百を越えると言われる民族、世界最多のイスラム教徒。経済発展をとげてきたこの国も、四半世紀に及ぶスハルト体制が転機を迎えると共に、民族・宗教意識が高まり、様々な声があがり始めている。現地で暮らした著者が、インドネシアの多様な表情を、日本との深い結びつきや魅力的な文化の紹介を交えて生きいきと描く。

目次

序 東南アジアの大国への軌跡
1 インドネシア社会の表情
2 ジグザグの民主化
3 日本を見る眼
4 芸術家は発言する
5 文化交流の現場から
6 多民族国家インドネシアの明日

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プータン

4
多民族国家であるインドネシアについて、分かりやすく記述されていた。インドネシア入門に最適。2013/03/27

Yasomi Mori

2
93年発行とやや古い本だが、インドネシアという国家が成立する経緯と脱植民地政策以降の状況を概観することができた。国家統一をめざして国語として規定・導入されたインドネシア語が初学者に覚えやすく作られている(単数・複数の区別や冠詞がない。格変化や自制変化もシンプル)という話が面白い。「花=Bunga」(ブンガ)で、複数の花を指す場合は「Bunga Bunga」(ブンガブンガ)だって。かわいい。2015/02/14

高橋 橘苑

2
1993年初版発行であるから、今から20年前の本である。ジャカルタ日本文化センター勤務の筆者が著したインドネシアに関する概説書といってよく、筆者自身の正直なインドネシアに対する感想を記したものとして評価できる。おそらく近未来においてインドネシアは、日本のより重要なパートナーとなるであろうし、島国国家、大陸の縁辺国家として独自の文化を保持する国として近似性もある。大昔黒潮の海流に乗って遠く我々の先祖はこの地から来たのではないか?筆者が想像したスラウェシ島の風景から宗教や国家を超えて結びつけてくれる。2013/09/13

Shinya

1
93年出版の本なので、現在では変わったことも多くあるとは思う。けれども、歴史的なことは変化しないし、現在と見比べることでどう変わってきたのかを知るには良いと思う。経済的に発展してきている東南アジア諸国、その一国であるインドネシア。ますます協力関係は深まっていくだろうし、理解していくためのとっかかりにはよい本だと思った。2016/06/20

よしださいめい

0
1980〜1990年後半までのインドネシアの社会状況をしることができる。 1993年刊行の本なので時事的ではないが、それでも副題にあるように「多民族国家の模索」というのがよくわかる。 多様性を内包しつつ、統一を目指していく国家のありかた。2017/03/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/470428
  • ご注意事項

最近チェックした商品