出版社内容情報
人口三○○○万首都圏の中心にそびえる東京都庁.一国の政府にも匹敵する規模でありながら,その内側はほとんど知られていない.いったい都政の舵とりは,どこでどのように行われているのか.政策マンとして十数年都庁に勤務した著者が,知事職,人事,予算編成,政策形成,議会と選挙などの実情を明らかにし,明日の都庁と都政を考える.
内容説明
人口3000万首都圏の中心にそびえる東京都庁。一国の政府にも匹敵する規模でありながら、その内側はほとんど知られていない。いったい都政の舵とりは、どこでどのように行われているのか。政策マンとして十数年都庁に勤務した著者が、知事職、人事、予算編成、政策形成、議会と選挙などの実情を明らかにし、明日の都庁と都政を考える。
目次
第1章 都庁移転のドラマ
第2章 都知事
第3章 都庁の経営
第4章 都庁の人事
第5章 都庁の政策形成
第6章 都庁の予算編成
第7章 都議会と選挙
第8章 特別区と広域行政
第9章 東京改造と遷都
第10章 あすの都庁を考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
4
ふむ2024/05/26
しめじ
0
東京都庁の内部構造が分かりやすく説明されていた。出版されたのが1991年と少し古く今と違っている点もあるかもしれないが、地方自治のあり方など現在でも問題となる点もあり、行政の難しさを知ることができた。2014/02/16
かずら
0
ご存知日本の首都を管轄する都庁の話。主に行政。珍しいテーマで知らないことが多かった。ただ都庁のしくみは難しくてよくわからなかった。つい流し読み。理解できたのは、お役所は複雑怪奇な構造をしているということだけ。東京副都心がどう議論されていたのかは興味深かった。街づくりはこういう過程を辿るものなのか。23区の話は大阪都構想のある今タイムリーだった。2013/06/02
rbyawa
0
d012、1991年の発刊で意識的に石原前都知事(1999年)登場よりも前の本を取り寄せたんですが、議会と都知事、都知事の任命する専門家たちって結構いろんな変遷を経て変化してきたんだなぁと。都知事がわりと前の人物とは別のパーソンを持つ人物が登場する、というのも古くから最近に至っても共通した傾向のような気もします(今回は後継者だけど、それでも)。一貫して膨張型、なかなか進まないのが地方の自治と独自の計画と意思を持つことなんじゃないかな。都が世界的に見ても有力国家並のサイズって時点ですでになんか歪んでるよね。2013/02/05
ゴリゾウ
0
7年4月の選挙で青島東京都知事が誕生した。折から、都市博の是非を巡っての厳しい政治状況で、都民はノーの審判を下したのだ。無党派層の動向が注目を集めた選挙でもあった。(「BOOK」データベースより) #9371995/06/20