岩波新書<br> オーストラリア6000日

岩波新書
オーストラリア6000日

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004301592
  • NDC分類 302.71
  • Cコード C0225

出版社内容情報

日本の真南に位置する大陸オーストラリア.多種多様な移民たちがつくり上げるこの多民族・多文化社会の日常は,同じ高度産業社会のアメリカや日本とは異なった断面を見せてくれる.アジアとの結びつきを強めるオーストラリアと,そこに映しだされる観光開発・経済進出をはかる日本の姿を在豪十八年の著者が複眼的に伝える.

内容説明

日本の真南に位置する大陸オーストラリア。多種多様な移民たちがつくり上げるこの多民族・多文化社会の日常は、同じ高度産業社会のアメリカや日本とは異なった断面を見せてくれる。アジアとの結びつきを強めるオーストラリアと、そこに映しだされる観光開発・経済進出をはかる日本の姿を在豪十八年の著者が複眼的に伝える。

目次

1 マルチ・カルチュラリズムの快楽
2 暮らしの中のゆとりと自然
3 メディアの中の日本
4 学習される日本
5 太平洋戦争の記憶
6 経済力という大波
7 アングロ・サクソン文化の力
8 市民生活とポスト・モダン
9 ジャパナイゼーションの光と陰
10 二つの社会の地下水をつなぐ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2024/05/08

Wackey

1
オーストラリアでの暮らしと自然、日豪関係について主に書かれています。第二次大戦中の日豪関係は知らないことだらけでした。日豪で激戦を交えたことや、日本が豪本土に行った空襲、捕虜虐待の真実など、オーストラリア人が未だに反日感情を持っていることにも納得ができます。オーストラリアといえばアメリカに似て非常に多文化多民族なイメージでした。たしかにそうなのですが、日米豪を比較するとむしろ日豪に相似点が多いことに驚きました。この本では「アングロ・サクソン」という言葉が何度も登場するので事前に知っておいた方が良いです。2014/09/25

☆☆☆☆☆☆☆

0
意外と知らないオーストラリア。本書が特徴的なのは、オーストラリアに移住した日本人学者が現地の視点から日本を相対化するというねじれた視点取りにあります。それにしても、90年代初頭のまだ強かった日本がまき散らす価値と問題ってのは、今は昔ですね。なんというか大日本帝国の栄華を懐かしむかのような感慨に襲われます。2015/09/10

ゴリゾウ

0
日本の真南に位置する大陸オーストラリア。多種多様な移民達がつくり上げるこの他民族・他文化社会の日常は、同じ高度産業社会のアメリカや日本とは異なった断面を見せてくれる。『カバー』 #763再読/№476初読1994/01/13

ゴリゾウ

0
捕虜収容所生活を送った元オーストラリア兵に対する日本政府の処置。強制収容所に送られた日系オーストラリア人に対する豪州政府の処置。このふたつの問題が清算されるまでは、日豪間の戦後は終わったということはできない。(P103) #476初読/№763再読1991/11/26

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