出版社内容情報
私たちを取巻く法の体系は,結婚・契約等に関する身近なものから国家権力が直接作用するものまで多種多様である.法の精神とは正義であるとする著者は,多くの具体例を引きつつ,それらさまざまの法現象の根底にあるものを探り,多数の民衆の幸福にとって,法とは何であるかを根本的に考え直そうとする.法学入門の決定版.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
砂糖 翠
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「法の精神とは一言でいえば、正義である」-p2 正義という観念などそもそもそれは何か?という曖昧さはあったのはとても難しいことであり、趣旨ではないので仕方ない曖昧さがあります。また相当前の本なので今では環境アセスメントが導入されているなど変わった点も大いにあります。しかし、法とは正義であるから発して、非常にわかりやすくまとめられており、今読んでもいい本でした2014/07/11
みき
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家に転がっていた、夫の本。20年以上前に購入したという。 しかし、読んでみるとなぜか古さを感じさせない。 数多くの実例が挙げられているが、現代でも相変わらず同じような事例が起こっているからだろうか。昭和岩窟王の記述を読めば足利事件のことかと思い、水俣のチッソの記述を読めば原発立地自治体における電力会社のことかと思い。著者のリベラルな考え方が、新鮮な感じがするというか。(いや、そういう意味ではむしろ「懐かしい感じがする」と言えるかもしれない」 1998年に改訂版が出ているらしい。機会があればそれも読みたいと2011/10/31
丰
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Y-212000/10/24
つちのこ
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岩波新書1979年10月初版。同年読了
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- 和書
- 現代会計システム論