岩波新書
アラビア科学の話

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  • サイズ 新書判/ページ数 206,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004160601
  • NDC分類 402.28
  • Cコード C0240

出版社内容情報

中世アラビアの科学は,意外に私たちと深い関わりをもっている.アルコホル,アルカリはアラビア語であり,アラビア数字の便利さを知らぬ者はない.九―十二世紀に栄えたアラビア科学について,その起りと,数学,占星術と天文学,錬金術と化学,物理と技術,医学と薬学などの諸分野を概観し,それらが西欧に伝わった経路を語る.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

有沢翔治@文芸同人誌配布中

4
アラビアは科学後進国というイメージがありますが、実は九世紀~一三世紀までは科学の中心地でした。アリストテレスやプラトン、ユークリッドなどの研究が盛んになりました。  例えばイブン・シーナー、イブン・ルシュドを始め、多くの医学者、数学者を輩出しましたし、またAlcohol、Alcali、代数学を意味するalgebraなどはアラビア語由来。このようにアラビア科学は近代科学に多大な貢献をしてきたのです。 https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51471207.html2016/05/14

Francis

2
アラビア、と言うよりも中世のイスラーム世界における自然科学、歴史、哲学などの学問について人物中心に解説している。イスラーム世界って凄い偏見もたれている感じだけど、この本を読むと実は非常に優れた文明であり、西欧文明にも非常に大きな影響を与えていることがわかると思う。例えばギリシア哲学がイスラーム世界を通じて西欧に再びもたらされたことはもっと知られても良いと思う。2012/08/03

くまきん

1
 今、我々が普通に使っている数字を「アラビア数字」と呼ぶことを知らない人が増えている。哲学や科学はヨーロッパからアラブ世界を経てその後また西欧で発展していることに我々が無知であるのは、西欧社会の歴史に関しての情報が過多であるという理由だけではなく、根本的な資料が少ないという事情も有るようだ。この本はアラビア科学についての人物名と業績の概論の羅列という印象が強いが、それでも数少ない資料である。2026/01/13

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