岩波文庫<br> 失われた時を求めて〈8〉ソドムとゴモラ〈1〉

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岩波文庫
失われた時を求めて〈8〉ソドムとゴモラ〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 656p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003751176
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

聖書に登場する悪徳と罪業の都市ソドムとゴモラ。本篇に入り、いよいよ同性愛のテーマが本格的に展開される。無意志的記憶により不意によみがえる祖母への想い。祖母を失ってしまった悲しみの感情に私は改めて強くとらえられる(「心情の間歇」)。私は再会したアルベルチーヌに同性愛の疑いをいだき、不安を覚える。(全14冊)

内容説明

悪徳と罪業の都市ソドムとゴモラ。本篇に入り、同性愛のテーマがいよいよ本格的に展開される。不意によみがえる死んだ祖母への想い。祖母を失った悲しみの感情に「私」は突然とらえられる(「心の間歇」)。「私」はアルベルチーヌに同性愛の疑いをいだくが…。(全14冊)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

182
★『失われた時を求めて』岩波文庫版全14巻完読プロジェクト、 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11525156 今回は、第8巻『ソドムとゴモラⅠ』、愈々後半に入り、同性愛の扉を開けました。続いて第9巻『ソドムとゴモラⅡ』へ。トータルの感想は、全14巻完読後に。2020/02/12

lily

148
読書好きでもどういう人なら面白く読めるか。同性愛、比喩、引用、芸術、政治、社交界、死、神経質、二項対立、肉慾、哲学に関心がある人なら...ということで殆どの読者をクレイジーにさせる。面白くないと思う人は、美に疎く、思考する事が嫌いなステレオタイプかも。「私」の感覚の拡張と萎縮の振れ幅がどちらにも時間の間隔なくして極限まで振り切るから才気と詩想に富み、洗練された感受性による言動予測不可能なところに好奇心が持てるなら、格別に楽しい。2019/08/17

のっち♬

88
「一流の社交界では、寛大すぎる支持を得られない悪徳など存在しない」「私」が直面する同性愛という人間関係。序盤でシャルリュスの交接を盗み聞きするが、音による演出が艶かしい。自然科学を用いた比喩は空回りな印象。糾弾と是認が入り混ざった考察は、著者の苦難や恥辱に晒された複雑な心境が窺われ、夜会では様々な登場人物を用いて広がりを見せる。「私」が無意志的回想により祖母の死を理解する様も本書のハイライトで、フランソワーズらを使った演出が愛情と悲嘆を際立たせている。登場人物たちの変貌ぶりが物語の大きな転換を予感させる。2020/10/15

藤月はな(灯れ松明の火)

70
シリーズも半分に差し掛かり、同性愛について語る「ソドムとゴモラ」編に突入。取り上げられる芸術も同性愛へのメタファーが取り扱われたものが多くなってきます。主人公にちょっかいをかけていたシャルリスが仕立て屋の少年を寵愛していたことが判明。そして遂に身体の関係になったアベルチーヌをとあることから同性愛者ではないかと疑い、一人合点した挙句、そっけなくする主人公の姿に呆れるしかありません。親しくなりすぎるとなんでもツーカーで通じ合うと思い込むけど、その一人よがりは人を傷つけることにもなり得るのにね。 2015/06/07

syaori

53
前巻末から時間を遡って始まる今巻では主人公の前に新たな、衝撃的な見方が示されます。シャルリュス氏とジュピアンの出会いを目撃したことによる同性愛の問題がそれで、これはスワンの死の影を帯びた、爛熟したゲルマント大公の夜会を挟んで、パリで再開した時から続くアルベルチーヌとの交流にも影をさします。彼女が同性愛者なのではないかという疑惑から「自家中毒に陥って」しまった恋から主人公はかつてのスワンの恋を想起していること、その舞台となったヴェルデュラン夫人のサロンが再び物語の舞台に上がりつつあることを眺めながら次巻へ。2017/08/02

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