岩波文庫<br> 復活〈上〉

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岩波文庫
復活〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 475p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003570050
  • NDC分類 983
  • Cコード C0197

内容説明

愛の理念のもと、人間の復活とは何かを問う後期の大作。老トルストイは世の中にはびこる虚偽と悪に鋭く厳しい眼差しを向ける。殺人事件の陪審員として法廷に出たネフリュードフは、容疑者の娼婦が、かつて自分が誘惑して捨て去った叔母の家の小間使いカチューシャであることに気づき、良心の呵責にさいなまれる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

84
『幻の女』にも匹敵する序文の素晴らしさに陶然。自分が始めて愛し、だが、時間とともに堕落したがために弄んで捨てた女が、身を持ち崩してしまい、挙句は殺人容疑を掛けられたことに苦悩するネフリュードフ。己の罪深さを知った彼は全てを投げ捨て、彼女への贖罪に捧げようとする。でも最初に面会に行った時、カチューシャが罵倒したようにあの時の彼はまだ、「不幸な女を助けようとする自分」に酔っている節があるのは確かなのだ。そして問題は解決してないのに「土地は君達のものだ」と伝えた時のネフリュードフへの農民の不信にも共感してしまう2017/06/17

シュラフ

31
上下巻の作品であり、感想は下巻にて書きたい。本論からはずれるのであるが、主人公で地主のネフリュードフが自由精神により土地所有を放棄するため領地の農民と交渉するくだりが興味深い。貧しい農民らのためを思って格別に有利な条件で農民と交渉するのだが、あにはからんや農民らの表情は暗い。はなから地主に騙されると疑ってかかっているのだ。後のロシア革命に至る背景がぼんやりと見えてくると同時に、農民らの思考停止の愚かさを思う。いや農民らを笑ってはいけない。甘言に騙されたり、はなから否定したり、我々にもあてはまることだろう。2017/01/28

たかしくん

27
トルストイ最後の長編小説。前の2作より随分と内省的な話ですが、まずは、その広がりのある風景のような写実主義はしっかりと残ってます。話は、公爵のお坊っちゃまらしい優柔不断というか「みぞみぞした」雰囲気をもつネフリュードフと、恵まれた生活からずるずると転落し心も屈折してしまった女囚マースロアを軸に、特に第一編は当時の司法制度・官僚組織の、無機能や腐敗ぶりを痛烈に描いています。巻頭の「神聖であり大切なのは、たがいに他人を支配するために人間たちは勝手に考えたこと」、きっとこれがこの作品の通奏低音なのでしよう。2017/03/12

くみ

20
春分の日に合わせて読もうと思ってた「復活」冒頭は春の始まり土の香りのする情景描写と対象的な女囚カチェリーナの出廷シーンから。主人公ネフリュードフはかつて関係のあったカチェリーナと法廷で再開する。彼は陪審員として、女性は容疑者として。現在と過去がゆるやかに行ったりきたりする。他の周りの人々と同じように享楽に耽るネフリュードフを「自分を信じずに人を信じた結果」(p102)と作者は表現する。変化を起こそうとする気持ちに従うのかやめるのか。トルストイなら突き進むんだろうな。2018/03/21

ラウリスタ~

16
トルストイの晩年の作品、1899年。トルストイってやっぱり上手いんだな、途中からキリスト教批判(トルストイ結構やばいこと書いてるんだけど・・・)とか、土地所有制度、牢獄、裁判などに関する現状のロシア社会批判の様相が強くなってくる。そういう説教臭い側面が欠点として目立たないほどに作品自体の面白さがある。もっともトルストイがこれほどアクチュアルな作品を書かざるをえなかったような時代だったんだろう。ただ決して、ロシアの病巣の告発だけにとどまるものではない普遍的なテーマを扱っている作品。2014/08/25

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