岩波文庫<br> ジェイン・エア〈下〉

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岩波文庫
ジェイン・エア〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003570036
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

身分と慣習を乗り越え結びあう二つの魂、その前に立ちはだかった苛酷な事実。再びただ一人で歩きだしたジェインが、放浪の果てに出会うのは―自由を求め、自らの意思で運命を切り開く若い女性が語る、時代を超えた鮮烈な愛の物語。新訳。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

430
この物語が語りだされるのは最終章のさらに後、さあジェインが初老を迎える頃であっただろうか。その時、彼女は静かに読者に自身の過去を回想してゆくのである。それはなかなかに波乱に富んだ人生であったのだけれど、語りはいたって穏やかで充足したものである。物語のあちこちに、シャーロットの体験が踏まえられているのだろうが、それらはこのように語り直されることによって物語世界の中で新たな意味を帯びてくる。ジェインは強いキリスト教の倫理観を持っているが、それはけっしてセント・ジョンのように観念的、意志的なものではなかった。⇒2022/02/19

こーた

241
激動。いや上巻もじゅうぶん波瀾に充ちていたが、下巻に入ってジェインの運命は急転、激しさを増す。求婚された直後に運命のひとの秘密は暴かれ、脱出して身をやつした後、救いの手を差し伸べられ、さらには財産も転がりこんで安息の日々を過ごす。そして帰還。神話のようなプロセスを経て既存の習慣を打破し、女性の自立という新たな神話を打ち立てようとする。ジェインは財産を得たから自立できたし、自立できたからこそ自信をもって生きられるようになった。ロチェスターは逆に、身体に傷を負いハンデを背負う。それでようやくふたりは対等に⇒2021/06/02

mariya926

117
興味深い内容だったので、一気読みでした。ジェラシー攻撃からの、問題が発生し逃げて、最後はハッピーエンドでした。虐待を受けた割には、尊敬できる教師や友人と出会い、また落ち着いた環境にいる事によって本来の姿を取り戻した主人公。ハッキリと主張するのはこの時代なかなか出来なかった事だと思います。この作家さんは姉妹が「嵐が丘」を書いているとの事で、いつか読んでみたいと思いました。演劇を観ているかと感じる程、細かい描写でした。一つ疑問に感じた事は、なぜ早く叔父に会いに行かなかったのか?でした。2022/11/21

アン

107
強い信念を持ち真摯な生き方を貫くジェイン。自ら道を切り開いて行く勇気や、思慮深く堅実に人生を歩もうとする様子が抑制の効いた語り口で紡がれ、ひたむきな眼差しに引き込まれていきます。ジェインはロチェスターから求婚され、身分の違いを乗り越え結婚するはずでしたが、隠されていた事実が判明し愕然と。彼女は悲嘆に暮れ路頭に迷いますが…。貧窮の恐怖、奇跡の出会いと心の宝、響き合う魂。19世紀のイギリス小説ですが、最愛の人と生きる希望と真の幸せを見出すジェインの姿は、時代を超えて私たちの心を動かすものでもあると思います。 2020/07/31

ちゃちゃ

106
真実の愛と神の導きは、ジェインを人間としてより強くしなやかに成長させた。信仰に生きる牧師セント・ジョンは愛なき結婚を迫り、皮肉にもそれが彼女にロチェスターの存在の大きさを気づかせた。かつてロチェスターの求婚を拒んで出奔し、再び彼と出会ったとき、不幸にも彼の目は光を失い片方の腕は失われていた。けれど身分の差を超え、対等な立場で魂が深く結ばれる信頼関係こそが、彼女にとって至高の愛の形だったのだ。キリスト教の倫理観(道徳律)に従い、自らの内なる声を信じて自由と自立の道を歩んだジェイン。心震える至福の読書だった。2023/02/26

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