出版社内容情報
化学だけでなく,ひろく自然科学の精神を学習者に教える手引の書.先生の質問に生徒が答え,生徒の疑問に先生が説明してゆくという形をとって,すべての重要な研究問題がたくみに提示されている.科学知識を得る上の正しい方法を教える入門書として,今日もなお愛読され,将来においても不朽の生命を保つ名著.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
14
風化とは、「結晶水を含んだ塩から極めて容易に水が失われます。空気中で蒸発すると失われるのです。 すると細粉状の水分の少い、あるいは水分のない塩が残ります」(24頁)。 3・11を、原発事故を風化させてはならない。 中巻を含めて、化学反応式やイオン式まではなかなかついてはいけない。 銅は人間に最も古くから知られていると思われる金属(161頁)。2014/03/11
赤い熊熊
9
金属各論の巻なので、続けて読んでいるといささか冗長に、感じてしまう。しかしながら、それぞれの金属について幾つかの簡単な実験を行い、検出法や、代表的な塩、錯イオンの話までされていて、そうだったと思い出さされることから、そうだったのかと新たに知ることもあり、古い啓蒙書ながら今なお色褪せない良い本。現代にこういう本はないものだろうか、売れないから書かれないのか。2015/10/06
うさこ社長
2
★★★★★小学生までの愛読書に収納(死ぬほど読んで死ぬほど友だちに貸して何度も帰ってこなかったので何冊も買った)2020/01/05